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2004年6月の気付きと工夫の記録です。

稽古日記  8:端座位からの立ち上がり
12:ハーネス立ち    
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稽古日記

6月8日
2週間ぶりのOT。端座位からの立ち上がりに成功した記念すべき日となった。
始まりのトランスの際の脚の踏ん張りが良かったのか、ブリッジの際の腰の上がり方が良かったのか、理由はわからないが、I先生が「立ってみましょうか」と言って下さった。I先生のこの新しいことを試す姿勢が好きだし、こちらの思いを見抜いたかのような申し出には時々驚かされる。立ち上がりは簡単だった。正面に立ったI先生の腕に自分の手を置く。肩に手を載せたいところだが、腕が上がらない。立ち上がる際に先生の膝を自分の膝に当てられたかどうかは覚えていないが、立ち上がった後は、自立出来ていた。「ゆっくり座りましょう」ということで、先生の両膝を自分の両膝に当ててもらいながら膝を曲げる。この立ち上がりを2回行った。3回目は立ち上がってからベッド横の車椅子に座り込んだ。これも問題なし。彼女によるトランスも見えてきた気がする。

6月10日
木曜日は訪問リハの日。5月から女性のF先生に代わっている。火曜日に立てたことを話した。ハーネスを使った立ち訓練も見せた。驚いておられた。下肢の機能向上を目指していることも告げた。次回からはマット運動をしてもらうことにした。

6月12日
午前中にハーネスを使った立ち訓練を行った。
    手すりの位置をこれまでよりも下げ、腰骨の位置にした。これであれば、立ち上がった際に手すりを握った腕のひじは伸びている。杖の使用を考えた場合、この高さになれておく必要がある。これまでと比べて10数cm下げただけだが、起立が困難になった気がする。 

25分で疲れ果てて訓練を終わった。この方法を続けることにする。
夕方、訪問リハの新しい事業所の方に来ていただいた。下肢の機能向上を目指したリハビリの一歩である。M先生は企業家であると思う。土曜日の夕方に訪問してくださる。医療保険が適用され、交通費の負担も無い。これは企業努力だと仰る。もちろんPTでもある。期待することを聞かれたので、下肢の機能向上と答えた。立って歩きたい、時間がかかることはわかっている。でも、ときどき成果は欲しい。手始めはリフターを使わずに自分の足で立ってのトランスであることも。M先生は理解してくださった。左肩が痛いことも話した。ハーネスを使った立ち訓練も見せた。いっしょにがんばりましょうと言ってくださった。この前向きな態度には彼女が感激していた。
M先生の見立てでは大腿四頭筋や大腰筋は力が出ているとの事。立ち訓練を続けてきた成果だと思う。一方、開脚や膝の旋回に使う筋肉は動きはあるが弱いらしい。側臥位での開脚、あお向けで膝を立てての外旋と内旋を時間をかけてやっていただいた。いずれもCARTEに入れていたエクササイズだがこれまではさぼっていた。ひとりでできる、できないは確かにあるが、日常のメニューを見直すことにする。
PROJECT WALKなどのアメリカの訓練施設の話もしてみた。M先生によれば、日本にも医療機関でない訓練施設ができ始めたらしい。「フィシオ・セラピー」と「虎ノ門にあるスリング・セラピーを行う施設」がキーワード。

6月17日
F先生による訪問PTは床運動中心の予定だったので、マットも用意し、メニューも考えていたのに、昼間の暑さに参ってしまい、夕方F先生が来られたときにはベッド上でクーリングしていた。F先生はハーネス立ちを考えていたらしい。夜の一人稽古を前倒しする以上の内容が期待できるからそれは構わないが、床運動をする場を別途考えねばならない。
F先生にはROMのほかにブリッジとキッキングをしていただいた。余裕を見せながら、一方で暑さを理由にハーネス立ちをしない私に、「歩きを目指したリハが希望なのでしょう。(だったら、がんばりなさい。)」と、F先生は毅然としておられる。反省している。

6月19日
午前中にハーネス立ちを25分。先週は、昼間の暑さに身体が参って、一度も立たなかったので、ほぼ1週間ぶりの立ち訓練。膝にかなりのがんばり斑点が現れた。
午後一番の鍼灸では頭の熱さを下に下げて頂いた。とにかく暑い1週間だったが、金曜日は朝から顔が火照っていた。上実下虚という言葉を思い出した。しかし、鍼灸の効果は、今回はそれほどでもなかった。
夕方、M先生による2回目のPT。実用を目指したPTを行って下さった。前回のハーネス立ちを見る限り、大腿四頭筋はかなり力が付いているが臀部が弱いとのこと。また、横方向の安定無くして、歩行はあり得ないとのこと。具体的なエクササイズとして、まず、側臥位での腰の前方への送り出し。これは腹斜筋の鍛錬で、肩が後方に旋回し、腰が前方に旋回する際のトルクを産み出すのに必要とのこと。側臥位での開脚。天井側の脚を若干後気味の上に上げる。これは中殿筋の鍛錬。さらに、仰向けでのブリッジと膝の外旋、内旋。30回1セットを3セットがM先生のスタイルとお見受けした。

6月20日
午前中にハーネス立ちを25分。昨日のPTの影響か、両脚に疲れを感じる。片脚で立って、もう一方の脚を横に上げる中殿筋鍛錬の一人稽古を試みたが、片脚立ちからできない。

6月22日
受傷700日目。6月に入ってから、電動車椅子上でのレッグプレスの回数も片脚700回にしている。所要時間は、片脚15分、両方で30分。筋トレと言うよりもジョギングの感覚に近い。レッグプレスの度に臀部に力を入れるよう意識しているが、腰回りの筋肉が強化された気がする。ロホクッションやエアマットの影響がないシャワーチェア上で座位が安定している。腰が立っているのを自覚する。ジョギング感覚で続けてきたから、毎日やらないと気持ち悪いが、週末や電動車椅子に乗らない日はやっていない。やる気と工夫が必要。明日からは730回。ハーネス立ちのスクワットにも73回を取り入れられるよう工夫したい。
開脚や膝旋回のエクササイズを一人稽古するのに、リフターで片脚を吊ることを思いついている。昨年、まだハーネス立ちが成功する前に、キッキングに使用して挫折して以来、片脚吊りは試していないが、開脚や膝旋回のように振り子運動に変換できる動きは上手くいく予感がする。これもスリングエクササイズセラピーか。

6月24日
F先生による訪問PT。ハーネス立ちから始めた。F先生はまず椅子を持ってきてそれに座らせそこから立たせようとする。前々回も同じ失敗をしたのに学習されていない。そもそも足を尻の下に近づけるという立ち上がりの基本をスキップしては、たとえ彼女でも立ち上がれない。直立位から十数センチのスクワットができたからと言って椅子から立ち上がれるものではない。スクワットのストロークを伸ばしながら、すなわち想定座面を下げながら、ある程度時間をかけて椅子の高さまで至るしか方法はない。この分かり切った地道な鍛錬を加速する必要性を痛感した。
ハーネス立ちをしながら、左右の脚で別の動きを練習した。一つは左右の体重移動。これは上手くいった。もう一つは一方を伸ばしたまま、他方を曲げること。これは上手くいかなかったが、一人稽古にも取り入れたい。F先生にLLBを提案された。立位保持だけでなく立ち上がりも重要であること、AFOは考えたこともあることを話してLLBはお断りした。

6月25日
暑い、暑い。午前中にハーネス立ちを30分。

6月26日
午前中にハーネス立ちを30分。
夕方、訪問PT。M先生の代打でI先生。筋トレは概ねなじみのあるものだったが、仰向けでキッキングと同じ軌道を逆に脚を引きつけるエクササイズが新鮮だった。脚上げの基本エクササイズと同じ。基本エクササイズをさぼり続けていることに思い当たる。I先生の方法は10回1セットを5セットが基本。これはきつい。

6月27日
午前中にハーネス立ちを30分。
午後一番、O先生の鍼灸治療。

6月29日
3週間ぶりのOT。土曜日にもPTを入れ下肢の鍛錬を強化したことを話した。I先生は上肢回復を重視したプログラムを考えると仰った。OTが上肢、PTが下肢という本来の姿か。

6月30日
執務室にエアコンが入って3日目。暑さにめげて1週間以上さぼっていた電動車いす上でのレッグプレスを再開した。相当に鈍っている。週末に2日空けたときには感じられなかった衰えを感じた。明日730回に戻すとして、今日は500回にとどめた。
VERTICALとHORIZONTALを考えている。動きとしては立ち上がりとCRAWLING。エクササイズとしてはハーネス立ちと床運動。やるべき事は多い。



 
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