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2006年4月の気付きと工夫の記録です。

稽古日記  3:電動車いす上での骨盤体操
4:タイピングを両手で  
11:ロフストランド  
外部情報  12:ロフストランドの使い方
13:YAMA氏が使っていたクラッチ
20:「すべてはゆるむこと−高岡英夫は語る」、意・気・体
21:つるべ井戸の原理 



稽古日記

4月1日(土)
訪問PTで、ハーネスとリフターの間にロープを介することで上体の動きを制約しない方法を試してみた。まず、背中のループにロープが通らない。ループとロープの間にカルビナを使う。吊り上げると四つん這いのような体勢になる。高さも足りない。股間のハーネスもいつも以上に緩んでいる。結局使えない。使えないと言うことを思い知らされるのに15分も無駄にした。これが一番悔しい。
一人稽古の時と同じく、ロホクッションとソファークッションと16折りタオルケットを使って62cmくらいだろうか。これからの起立は成功した。後退はしていない。

4月2日(日)
テレビで腰回りをやせさせるための骨盤体操を観た。立位での骨盤の回転と長座位での前進後退であるが、これをベッド上でやりたい。仰臥位での伸ばす/縮めると長座位前屈しての伸ばす/縮める。100回行うとかなりきつい。

4月3日(月)
電動車いす上での骨盤体操を始めた。チルトしないでの丸める/反るとチルトしての伸ばす/縮める。

4月4日(火)
タイピングを両手で行うことにした。中心軸を意識して身体を操作することで左右差を縮めたい。

4月6日(木)
車いすを後ろに置かない立ち稽古に戻した。ゆっくりとハーネスに座り込む。崩落しないようバランスをとりながらしゃがみ、最後に脱力する。筋肉が緊張したまま伸ばされる動きにより起立に必要な筋肉(大腿四頭筋と大殿筋)が鍛えられるだろう。高さを徐々に下げていけばよい。左手が手すりを離れるとバランスが崩れて戻れない。 

4月8日(土)
訪問PTは歩行器に戻した。勘は鈍っていない。2往復で終わった。

4月11日(火)
通院OTでI先生と今後のことについて話した。リハビリ中止のオーダーは出ていないとのこと。なお、リハビリを180日間で打ち切る場合も期間は4月1日からカウントするとのこと。今まで通り4週間毎に通院することにしたが、実際何を目指すか。こちらの考えを伝えた。
・ベッド端座位からの起立は車いす端座位からの起立に移行した。当面、自主トレにより通常の座面高さからの起立を可能にする。次の段階として、深い座位から端座位への移動を学ぶ。さらに次の段階として、移乗を学ぶ。
・歩行車はひとりで何とか操れる。しかしこれがうまくなりたいわけではない。自立歩行に近づく何かに進みたい。候補は3つある。コの字型歩行器は三頭筋で支持できるか不安がある。松葉杖は杖自体を把持できない。ロフストランドは可能性を感じる。
早速OT室のロフストランドを触らせて頂いた。右手はロフストランドを把持できるし床を強く押すこともできる。左手も押す力はゼロではない。試しに立ってみた。安全のために胴ベルトを装着しテラピマスターで吊る。端座位の状態で両腕にカフをはめる。これから未知の領域へ踏み込むと思えば端座位からの起立程度のことは無心で行える。直立してからグリップを握らせてもらう。四つ足の安定感を想像していたが、思ったほど安定しない。膝を軽く曲げた方が安定する。杖先も踵も一つずつであれば動かせる。「できるちゃできますね」とI先生。OT室では当面使う予定のない2本を貸して頂くことにした。
立位のときに左脚に体重が乗っていることを指摘された。端座位で両手を後ろに突っ張って胸と肩胛骨のストレッチをしたときも左肩が下がっていた。背骨が湾曲しているかのようだ。注意したい。

4月15日(土)
訪問PTのI氏にロフストランドの長さを見て頂いた。自分が考えるよりも短めを勧められる。肘が曲がらないことを基準にしておられる。「足先より15cmほど外側に杖先を置いて、肘を軽く曲げた状態で前腕を腕支えにいれ、杖を使用するほうの肩が軽く持ち上がる程度の長さとする 」は片麻痺の場合の健側の腕に適用されるもので、自分にそのまま適用できないのかもしれない。通院OTのI先生が「グリップを手首の位置で」と言われたのを思い出した。腕を体側に垂らしてのセッティングと思われる。
ロフストランドのセッティングから歩行車へ移行した。水木金と立ち稽古をさぼっていたからだろう、調子は良くない。stepの際にアームレストにかなり寄りかかっている。
午後は車いすで過ごした。最近不要になった手関節装具で左手をロフストランドに固定することを試したが上手くいかなかった。
夜の立ち稽古で昼間の運足技術を反省してみた。伸ばす/縮めるをもっと強く意識する必要がある。軸脚は股関節でしっかり捉える。遊脚は膝を曲げる。

4月16日(日)
朝から車いすで過ごす。ロフストランドを左手でも使うので左腕も突っ張れなくてはならない。常に左腕の内捻りを意識している。
彼女に頼んで両腕を背もたれに回してもらう。ハンドルをかわして真後ろまでやると胸が開いて気持ちいい。3年前に病院で他人がやっているのを見て何度か試したが、成功したのは初めて。
フットレストを倒したままできるだけベッドに近づく。フットレストの手前に足を下ろして、両手で手すりをつかみ胸を引き寄せて、起立直前の体勢をとってみる。
  ベッド端座位からの起立とは次元が異なる。
手すりはもっと高くする。
つま先が浮かないように靴を履くか。 

夜に立ち稽古。回数にこだわらない、と数えなくなったら30回ぐらいで上がっている。密度の濃いスクワットを最低100回はやろう。

4月29日(土)
訪問PTのI氏はお休みだが、午前中に立ってみた。吊られたままロフストランドを使った立位保持を試みる。グリップよりも下の部分を長くしたつもりだが、実際に調節してくれた彼女も分からなくなっている。
うまく立っていられない。四つ足になったつもりが間違っているのか。
下肢だけで立つこと。上肢はあくまでもバランスの補助。競歩の「膝を伸ばした片脚支持」での安定も試したい。
左腕も鍛えること。現時点では頼りにならないが、捨てられない。






 
外部情報

4月10日(月)
某掲示板で伊藤式体操のスレを見つけた。新情報はあまり無い。「腸腰筋とは弓のポーズを取ったときに、骨盤内部前面でぐーっと引っ張られるやつだよ」ぐらいか。

「ヨガの弓のポーズをとったときの仙骨は締まっている状態である。P134」にも通じる。
 
高岡英夫氏の本も読みたくなった。こんなところか;
・センター・体軸・正中線
・人生、ゆるむが勝ち
・図解トレーニング身体意識を鍛える
・ユル
・スーパースターその極意のメカニズム
・鍛練の方法
・意識のかたち

4月12日(水)
Lofstrand
Forearm Crutches

  歩行補助用具ロフストランドクラッチ YT-9700-L
【非課税】参考価格  8,600円 
販売価格  6,880円 (税込) 送料別
グリップとカフの両方で支持することができますので、棒状のステッキより安定性があります。腕にカフを引っ掛けて吊り下げられますので健(麻痺?)側の手も使うことができます。
 

 ・ロフストランドクラッチには、腕の部分(カフ)の周りの大きさは、調整は付いておりません。しかし、プラスティックカフ(塩化ビニール)製になっておりますので、温めて(温水などで)腕の部分(カフ)を広げることが出来ます。
・握りの位置は、肘がやや曲がるくらいに調整してください。
・肘受けには支柱(グリップとカフの間?)は、肘関節の運動の邪魔にならない範囲で出来るだけ、伸ばしてください。

財団法人テクノエイド協会福祉用具の選び方使い方情報
    【長さの調整】
 足先より15cmほど外側に杖先を置いて、肘を軽く曲げた状態で前腕を腕支えにいれ、杖を使用するほうの肩が軽く持ち上がる程度の長さとする (「ステッキ、T字杖」の使い方と同様・図1)。ただし、肩や肩甲骨の動きや関節の痛みなどの要素も重要となるために十分に注意する。
 

【平地歩行】
 杖は基本的には、健側につき患側への加重量を減らすことを目的とする。不安定な場合には3動作歩行「杖、患側、健側」を行い、安定している場合には2動作歩行「杖+患側、健側」する(「ステッキ・T字杖」と同様・図2)。
杖を持つ手との兼ね合いで患側につくことがあるが、健側につく場合と比べて安定性や免荷は悪くなる。
【階段の上り下り】
 階段の上りでは杖から健側下肢、患側下肢の順番で行う。また、下りる場合には杖、患側、健側の順番で行う(「ステッキ・T字杖」と同様・図3)。

4月13日(木)
YAMA氏が使っていたクラッチ。
段階を踏むとすれば歩行車とロフストランドの中間にこのタイプだろう、氏もそうしている。

4月19日(水)
スーパースターその極意のメカニズム」(著者:高岡英夫、出版社:総合法令出版)の第1章を読んでから読むのを止めた。実在のアスリートを解析し具体性はある。アスリート毎にDSを描き分けて個別性もある。ただし、実証性に欠ける。DSへの理解と信頼が読書の大前提となるような本では読むことができない。

4月20日(木)
すべてはゆるむこと−高岡英夫は語る」(著者:松井浩、出版社:総合法令出版)を一気に読んだ。

身体の自然な構造から見ても、太腿の前側に頼るのは、効率的な筋肉の使い方とは言えないからである。一瞬にパッと動いても、ユックリ走っても、その場でジャンプをしても、太腿の裏側に頼る方が、はるかにレベルの高い動きができる。p1
「ゆるゆるにゆるむ」とはどういうことかを理解して頂いた上で、高岡氏の「合気上げ」の解説を紹介しよう。腕を相手に握られると、ゆるゆるに全身の筋肉がゆるんでいる氏の肩関節と肩胛骨がズルンとズリ落ちる。と同時に、肋骨がグニュッとひしゃげたようになる。その結果、ヒジは信じがたいほどの滑らかさと重みをもって下がる。実は、「ヒジを下げる」といいながら、氏は実際にはヒジを下げていない。本当は肩関節や肩胛骨をズルンとズリ落としている。その結果として、ヒジがブワッと下がる。ここが本物の合気の奥深いところである。p60
ふくらはぎの筋肉で蹴って、腰を動かしてというように動くと、どうしても一瞬止まってしまうんですね。武道では「居つく」というんだけど。刃物系では、絶対に居ついちゃいけないんですよ。p92
だから、脚から動くんじゃなくて、全身をゆるゆるにゆるませといて、必要な筋肉だけ一遍にドンと力を入れるんです。もう少し詳しくいえば、ゆるゆるにゆるむと、ほっといたって倒れ落ちるけど、その倒れ落ち方に合わせて、もっと倒れ落ちるようになりながら、必要な筋肉だけに力を入れる。そうすると、本人はゆっくりやってもすごく速く動いてしまうp98
昔から「意・気・体」という言葉がありますよね。人が動くときは、まず「意」が発して、「気」が発して、「体」が動くと。p98
地芯(地球の中心)にスパンと乗って、顕在的にしろ、潜在的にしろ、重心線をしっかり感じられることでも、ゆるゆるにゆるむことができるんです。p141
一口に「ゆるゆるにゆるむ」といっても、全身の力を抜ききってしまえば、普通に立っていられない。しかし、地球の中心に乗り、重力線を感じながら立てば、できるだけ少ない筋力で立つことができるというわけである 。p141
全身の筋肉に力を入れて固めている人には、重心線は感じられないんですよ。というのは、全身の筋肉に、重心を感知するのに必要な器官があるからなのね。それが、筋紡錘という感覚器なんです。この筋紡錘は、自身がどれくらい引っ張られているかで、重心を感知するんですよ。そのため、関節のツルツルを抑えようとして筋肉に力を入れると、筋紡錘にも力が働いてしまう。その結果、身体がほんのわずかに傾いた時でも、微妙なズレを感じられなくなってしまう。p143

4月21日(金)
通販生活に「自宅でできるかんたん体力づくり第2回甲野式身体操作法の巻」が出ていた。「つるべ井戸の原理で、足腰に負担をかけずに立ち上がる−バッグをつるべにして立ち上がる」方法に目がとまった。

   
3.バッグに導かれるように立ち上がる。  2.バッグを提げながら、その重さを利用して腰を浮かし  1.足裏をフラットにして座り、バッグを前に出す。 

高岡氏の合気「肩関節と肩胛骨がズルンとズリ落ちる。と同時に、肋骨がグニュッとひしゃげたようになる。その結果、ヒジは信じがたいほどの滑らかさと重みをもって下がる」を応用すれば使えるかもしれない。 



   

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