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2006年5月の気付きと工夫の記録です。

稽古日記  16:テラピマスタを使った起立訓練
22:シャワー前車いすで前屈床タッチして起き上がり    
外部情報  1:「図解トレーニング身体意識を鍛える」、裏転子(ハムストリング上部)
17:股関節の位置、腸腰筋の付き方
18:つるべ井戸の回転の中心は膝軸か?(060421:つるべ井戸の原理)(05091:膝軸周りの回転モーメント) 
29:リストブレイス



稽古日記

5月3日(水)
通院OTのI先生からロフストランドをお借りしたときに箸蔵くんもお借りしていた。カタログから推測するに、ストレート赤21cmか。 
にぎり寿司一人前を食べるのに全く問題ない。ロフストランドについてもこう言える日がきっと来る。

5月7日(月)
久しぶりの立ち稽古は散々。連休の5日間まともに座っていないし、立ってもいないから。
しかし、彼女のイベントも片づいたし、私の稽古にも時間を割いてもらおう。

5月13日(土)
ロフストランドは時期尚早、となりそうだ。バランスを失って後ろ向きに傾いた場合止めるすべがない現時点では使えない。来週の通院OTで箸蔵くんとともにひとまずお返ししよう。
前腕で支持する歩行車から手首で支持するロフストランドに移行する前に手首で支持するコの字型歩行器を経由する必要がある。しかし支持点の高さを下げすぎると前方に倒れ込むおそれがある。これはそのままロフストランド使用時の課題でもあるが。そこで、現在使用中の歩行車の高さを徐々に下げていくことにする。2月25日に116cmに固定して以来高さを操作することはなかった。カタログ86-120を105-140に改造したことが今では障害となった。105以下の高さを試すには部材を4本切断せねばならない。病院のOT室の工具を使えば難しくはないはずだが。
訪問PTでは4月15日ぶりの歩行車。調子は悪くないが、1往復で止めて高さ105にしてみた。かなり高いままだと感じる。次回のために115に固定した。
部材の切断は避けられそうもない。来週の通院OTでI先生に相談する。
  時期  目標 
通院OT  5/16  相談 
  20,27,3,10  115>110>105 
通院OT  6/13  切断19cm 
  17,24,1,8  100>95>90>86? 
通院OT  7/11  相談:続行orコの字型歩行器orロフストランド 

木曜日、金曜日と血痰が激しく出たので呼吸筋のストレッチは省略した。

5月16日(火)
通院OTで箸蔵くん(大成功)とロフストランド(時期尚早)をお返しした。「ロフストランドは数ヶ月後に改めてお借りします」と言ってこちらの決意を表明した。今後のことについて、歩行車の高さを下げていき時期を見てコの字形歩行器に移行する考えを伝えた。部材の切断は購入時の業者にお願いした方がうまく処理してくれるとのこと、毎週火曜日午後に来所しているとのこと。
「立ちますか」と誘われたので、3月14日以来の自立支援ポールをつかんでの起立訓練。ポールの位置(ベッド端からの離れ)が36cm(face-to-face)は忘れていたが、I型アームが中心に来るようにセットした。前回の記録が52cm、今回は60cmから始める。調子がすこぶる良い、4段階を経て48cmに成功した。立ち話で右足に乗り切れない問題を相談した。見てもらうと骨盤が左に残っているらしい。しかし、鏡を見ながらI型アームにつかまっていても骨盤を右に移すととても不安定に感じる。胴体力「伸ばす/縮める」の「左を縮める」が弱いということか。
「別の立ち方を試してみますか」と誘われて、テラピマスタを使ってみた。手のひらを吊って、起立にも立位保持にもそこを支持点にするという方法。こういうふうに新しいことを試させてくれるところがI先生は素晴らしい。48cmからではさすがにきついのでかなり上げて頂いた。計測していないが、見ていた彼女によると60cmぐらいとのこと。
      スリングで吊られた手のひら98cm
室内にあったコの字形歩行器の高さ92cm  

コツはすぐにつかめた。I先生のお墨付きで自立支援ポールは卒業した。


5月17日(水)
夕食後の立ち稽古をさぼり気味なのに昨日の起立訓練が成功した原因はケイセイにあり、それは昼間の電動車いす上チルト状態での胴体力トレーニングのたまものであると考えている。ARUKIKATAとTACHIKATAのポイントは押さえてきた。
・内部の筋肉を上手く使って、骨盤をすっと下げて、左の股関節にあった重心を右股関節に移す。
・あくまで、胴体を使って腸腰筋を始動させ、その伸びによって脚も伸ばされていく。
・膝の側面が常に「中心面」に触れているように。
さらに、
・軸足サイドの骨盤を起こしつつ下げる
を目指すことで腸骨筋を強く意識できる。
このほか、
・踵を強く踏む
・首肩の力を入れない
も気にしている。
昨日の勢いがあれば今すぐにでも車いすから立ち上がれる、と思い込んでいた。夕方試みたが尻も浮かない。4月16日の反省からつま先が浮かないように靴を履いた。手すりは4月16日よりも高く84cm(車いす後部ハンドルの最後部と同じ)にした。結果論だが、コツをつかんだつもりのテラピマスタ起立が座面60支持点98だったから、座面45支持点84は良いバランスだろう。
  4月16日(日)の写真とコメントそのまま:
ベッド端座位からの起立とは次元が異なる。
手すりはもっと高くする。
つま先が浮かないように靴を履くか。 


5月18日(木)
深く腰掛けた状態から一度尻を浮かせて前にずれる動作とその浅く腰掛けた状態から立ち上がる動作は別物だから、支持点(手すり)の高さも変える必要がある。起立という一連の動作の中で支持点を2つ用意することは確かに手間であるが、ベッドの手すりは寝た状態から立ち上げることで40cm程度の高低差を瞬時に作ることができる。この環境を前提に練習しスキルを身につけることにする。実用性はその次に高めるとして。
浅く腰掛けた状態から立ち上がる動作は、これまでの立ち稽古を続行する。座面60支持点98と座面45支持点84から始めて座面45支持点98を目指すことになる。
深く腰掛けた状態から一度尻を浮かせて前にずれる動作は手すりを倒して行う。ここで、4月21日(金)のつるべ井戸の原理に思い当たる。大きな頭を下げれば重い尻も浮くかもしれない。ところでつるべの回転の中心はどこか?手(手すり)は推進力となる頭の動きを加減するベクトルが通るので中心とはなり得ない。とすれば、膝軸だろう。実際の動きをイメージしてみる;
1)手すりを立てた状態で高さを設定:
立てた状態で84に設定。手すりを倒す。ロホ座面くらいか。
2)靴を履いてフットレストを立てて接近:
フットレストを倒したまま近づくことのメリットは、より近くなることと、左足の前滑りを止められることであるが、起立した後に車いすを動かすにはフットレストを立てておく必要がある。足の前滑りは身体操作で抑えるつもり。
3)骨盤を倒して大きく前屈:
足が後ろに引き寄せられるので、膝の下で止める。母指球を合わせるか、かかとを合わせるかは分からないが、足裏全体を使いたい。
4)骨盤を起こしつつ股関節で捉える:
両足で床を真下に押す。動作の最中は股関節で捉え続ける。
5)頭を前方に下ろす:
真下でなく。

意気込みとしては、今日成功させたい。

5月19日(金)
昨日の夕方、急遽呼吸器内科を受診して2時間費やした。疲れていたこともあり、立ち稽古はさぼった。今日こそ独り立ちにトライしたい。
クリニックでCT検査台に上る事態に直面した。3人の小柄な女性がわき、腰、脚を支えて上手に乗せてくれた。座位→立位→座位の移乗ができたらと痛感した。前からあるいは前と横から適切な介助があればできるはずだ。独り立ちと並行して、二人介助移乗と一人介助移乗も練習したい。4週間後にクリニックでCT検査台に上る事態に直面することが予定されている。
テラピマスタを使った起立訓練が待ち遠しくて、5月30日に特例の通院OTを入れて頂いた。ここで二人介助移乗と一人介助移乗を試したい。

5月20日(土)
朝から不愉快。最も身近な彼女が私の目標を理解しようともせず、これまでの努力と成果を評価もしない。新しいことを提案したときに「責任を負いたくない」という答えが返ってくるとは思わなかった。女性に抱えられて検査台に上がる惨めさ、もう少し練習すればできるはずなのに介助人に遠慮して練習時間がとれない悔しさ、考えれば分かるだろうに。いっそリハビリなんか完全に止めてやるか、と一瞬考えたが、この怒りのエネルギーをバネに変えることにした。いつもの通り。
訪問PTでは115cm歩行車で2往復。最後に固定ベルトをはずして膝を曲げても前腕で体重を支持できることを確認した。実際の崩落は突然あっという間に起きるわけだが、来週はベルトの固定をシンプルにする。グリップでなくアームレストを握って、3往復以上できたら5cm下げる。  

5月21日(日)
立ち稽古のためのハーネス装着を彼女に頼む気にもならない。癪に障るから。ベッド上と車いす上での一人稽古に追い込まれている。

5月22日(月)
チルトしての骨盤運動を100回、これを8時間で8回。もう裏転子がパンパン。
車いすで前屈床タッチして起き上がりを10回。立ち上がりには裏転子だけでなく下腿部前面の突っ張りも必要と思われるのでそこを意識する。シャワー前にしかできないのでここの時間は増やせない。

5月23日(火)
全身がコチコチでベッドから起きあがれない。昨日頑張りすぎたか。一日中水を飲んで寝ていた。

5月24日(水)
チルトしての骨盤運動を100回+ヒジ伸ばしを10回、これを8時間で8回。
車いすで前屈床タッチして起き上がりを20回。4分を要した。30回まで増やして5分までに抑えたい。ただ、下腿部前面が突っ張った感じはない。車いす上でのレッグエクステンションを追加しよう。

5月25日(木)
チルトしての骨盤運動を100回+ヒジ伸ばしを10回、これを8時間で8回。
車いす上でのレッグエクステンションを10回、これを午後4時間で4回。
車いすで前屈床タッチして起き上がりを30回。5分を要した。すぐにはシャワーに行けないほど疲れた。

5月26日(金)
チルトしての骨盤運動を100回+ヒジ伸ばしを10回、車いす上でのレッグエクステンションを10回、これを8時間で8回。
車いすで前屈床タッチして起き上がりを30回。すぐにはシャワーに行けないほど疲れた。
これでメニューは完成した。一歩も後退しない。

5月27日(土)
訪問PTは歩行車で3往復。崩落や転倒などの危ない事態はないが、ハンドリングが下手になった気がする。3往復目はグリップを握らず前面のアームレストを握った。115cm前腕支持はできた。95cm手首支持もやらなくてはならない。しかしその中間は必要ない気がする。
ヒジのロックができないのでブレイスの有効性をI氏に尋ねてみた。有効らしいが具体的情報はない。リストブレイスについてはスプリントという用語を教わった。先日卒業した手関節装具があれば不要らしい。

5月29日(月)
チルトしての骨盤運動を100回+ヒジ伸ばしを10回、車いす上でのレッグエクステンションを10回、これを8時間で8回。
前屈床タッチして起き上がり30回も電動車いす上で最後に行うことにする。すぐにシャワーに行きたいから。と考えていたが、実際に電動車いす上でフル前屈をすると車いすが大きく変形する。故障のリスクはとりたくないのでこれもできない。座位での丸める/反るで代用する。回数の代わりに常時ということで。

5月30日(火)
通院OTは先生のご都合で中止。いろいろな予定が2週間遅れて元通り。






 
外部情報

5月1日(月)
高岡英夫氏の図解トレーニング身体意識を鍛えるを読んだ。
「ゆるんだ身体」と「身体意識」;センター;下丹田;中丹田;リバース;ベスト;裏転子;レーザー
が肝であることはこれまでに読んだ著書と変わらない。新情報はない。

7つの身体意識は、センター(正中線)、下丹田(へそ下3センチ辺り)、中丹田(胸)、リバース(胸からの前に伸びる放物線)、ベスト(胸と肩甲骨をたどる線)、裏転子(ハムストリング上部)、レーザー(下丹田からまっすぐ前に貫く線)

身体意識1 センター スッキリ立てて、しなやかな自分になれる
身体意識2 下丹田 動揺しない精神力が身に付く下丹田の働き
身体意識3 中丹田 中丹田はドキドキワクワクの源
身体意識4 リバース コミュニケーションをスムーズにする意識
身体意識5 ベスト 上半身のコリをすべて解決する意識
身体意識6 裏転子 フットワークを軽くする裏転子の役目
身体意識7 レーザー 目標に真っ直ぐ突き進む意識が発達している

5月2日(火)
高岡英夫氏の 人生、ゆるむが勝ち を手にした。
前書きと目次を見て、読む気を無くした。 

5月17日(水)
骨盤の形、股関節の位置、腸腰筋の付き方を確認した。

筋名 起始  停止  神経支配  作用 
腸腰筋iliopsoas 腸骨筋iliacus:腸骨の腸骨窩

大腰筋psoas major:T12~L4 
大腿骨の小転子  腰神経叢

大腿神経 
股関節の屈曲

骨盤前傾 


 

 


5月18日(木)
稽古日記から
"深く腰掛けた状態から一度尻を浮かせて前にずれる動作は手すりを倒して行う。ここで、4月21日(金)のつるべ井戸の原理に思い当たる。大きな頭を下げれば重い尻も浮くかもしれない。ところでつるべの回転の中心はどこか?手(手すり)は推進力となる頭の動きを加減するベクトルが通るので中心とはなり得ない。とすれば、膝軸だろう。"

<ここから、4月21日(金)を再掲>
通販生活に「自宅でできるかんたん体力づくり第2回甲野式身体操作法の巻」が出ていた。「つるべ井戸の原理で、足腰に負担をかけずに立ち上がる−バッグをつるべにして立ち上がる」方法に目がとまった。

   
3.バッグに導かれるように立ち上がる。  2.バッグを提げながら、その重さを利用して腰を浮かし  1.足裏をフラットにして座り、バッグを前に出す。 

高岡氏の合気「肩関節と肩胛骨がズルンとズリ落ちる。と同時に、肋骨がグニュッとひしゃげたようになる。その結果、ヒジは信じがたいほどの滑らかさと重みをもって下がる」を応用すれば使えるかもしれない。 

<ここまで、4月21日(金)を再掲>

<ここから、9月1日(木)を再掲>
移乗に関するサイトを見つけた。介助者付きの移乗がメインではあるが、現時点で最大の課題である立ち上がりに活かせるヒントがあった。膝軸周りの回転モーメントがそれだ。

2.1膝固定による介助移乗
1)本人の身体機能
・端座位保持が困難であり(端座位保持が可能 であっても問題はない)、体幹や下肢の支持性をまったく持たない四肢麻痺(頚髄損傷者 など)。
・体幹を前屈させて移乗しますから、屈曲制限があると困難。
4)なぜそうするのか
A)力学的な意味
・下肢にまったく支持性のない人を抱え込んで移乗すると、全体重を支えなければなりません。
 


この方法は本人の下腿部分を固定し、立ち上がり動作を膝軸周りの運動とすることによって、介助者が本人を引き上げる負担を減らすものです。
本人の体幹の前傾の具合により、膝軸周りの回転モーメントが変化します。
すなわち、本人の重心線と膝との距離が小さければ、本人の体重を引き上げる際のモーメントが小さくなります。したがって、本人を十分に前傾させることで、介助者の身体的負担を軽減できます。
B)環境とのかねあい
また、車いすから自動車への移乗にはドアやドアピラーにより介助スペースが制限されるため、立位となる必要があります(基本形)。
C)介助者能力の想定
・介助者は本人の下腿を固定できる脚力が必要です。
 また、本人の体を引きつける上肢の筋力も必要です。

<ここまで、9月1日(木)を再掲>


5月29日(月)
 

McDavid マクダビッド
リストブレイス

■ 手首全体をがっちりガード
● メディカルスプリント(樹脂ステー)を手のひら側に内蔵。掌屈(手のひら側への曲げ)を制御
● 背屈(手の甲側への曲げ)も緩和
● ラップタイプ(巻きつけ式)なので圧迫の強弱やフィット感を自在に調節可能
● 樹脂ステーは取り外し可能
■ サイズ : 手首周り(cm) F / フリーサイズ
■ カラー : ブラック ( BL )
 



   

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