2007年1月の気付きと工夫の記録です。
| 稽古日記 |
3:ハーネスを装着しないでスクワット
9:骨盤を前傾=背中がアーチ=胸を前に
16:両手スリング支持で車いすからの起立(彼女によるアシスト付き)
20:「お尻とかかとが近くなっていなければならない」への疑問
26:膝軸周りのモーメントへの疑問
27:TACHIKATAの見直し
→
見直し前のTACHIKATA
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| 外部情報 |
6:介護ベルト
15:歩く姿が武である
16:合気ウォーキング
17:mtb
plus、歩きから身体運動を探ってゆく
→
mtb
plusのコラム
18:腰を入れる(反る)、殺陣道場・玄舟塾
26:カラダと動きの秘密のブログ
→ カラダと動きの秘密のブログ 30:MIL-動作改善研究室(カラダと動きの秘密のブログの内容がジャンルごとにまとめてある) |
稽古日記
1月1日(月)
8時から15時まで車いすで過ごす。それほどの疲れはない。
10時台、20分、車いす上での股関節の内旋、30回*3セット。 先月末は起立で大きな進歩があった。29日は両手六輪歩行車ベルト70支持+六輪歩行車アームレスト
100、31日は手すり倒位69cm+手すり立位100cm。 25日に整理した訓練メニューを続行する。
1月2日(火)
9時から16時まで車いすで過ごす。
10時台、ベッド手すりで起立稽古、手すり倒位65cm+手すり立位96cm。
彼女がかなり手伝ってくれてやっと1回立てた。身体がなまっている。
11時台、20分、車いす上での股関節の内旋、30回*3セット。
14時台、10分、車いす上での脚上げ、20回*3セット。
1月3日(水)
9時から14時まで車いすで過ごす。
10時台、ベッド手すりで起立稽古、手すり倒位63cm(車いすアームレスト)+手すり立位94cm。
彼女がかなり手伝ってくれてやっと2回立てた。左からサポートされるからか、左足だけに体重が乗り右足が遊んでいる。
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手すり立位94cmでのスクワット。
セーフティのためのハーネスを装着していないので安全な高さまでしか下げていないが、それにしても浅すぎる。 |
3回目に立ち上がる途中にベッドに倒れ込んでしまった。助けてくれた彼女によれば腰ベルトがあればもっと楽だったとのこと。
手すり倒位で立ち上がってエアマットに手をついて待つ間に彼女が手すりを倒位から立位に変える、という今のやり方では不安定な静止(立位)状態を避けられない。立位保持のための手すりを最初から用意しておきたい。手すり立位でその根もとをつかんでスタートしては頭が手すりに当たる。これは彼女が確かめてくれた。
13時台、10分、車いす上での脚上げ、20回*3セット。
14時台、20分、車いす上での股関節の内旋、30回*3セット。
1月4日(木)
061121の通院OTで試した車いす座位からの尻上げの際の気付き「脚の外側のフレームに両手を置くことにした。尻は上がっているらしい。彼女は「勢いをつけて」と言うが、私としては、速度を上げる前に軌道を見極めたい。ベッドに向いての練習を自宅で始めたい。」を思い出した。昨日の反省から、立位保持のための手すりを最初から用意しておき、頭が手すりに当たらないように立ち上がるためには、ベッドとの距離を広げる必要がある。これでは手すり立位でその根もとをつかむことはできない。起立開始のための手すりは身近に常備する方が実用的だ。なぜなら、実生活ではスリングやベルト、椅子の背を用意できない局面もある。車いすの脚外側フレームであれば理想的だ。ただし、この試技は彼女だけでは危ないので、6日(土)の訪問PTを待つ。
チルトなしで9時間(8時台から17時台)過ごした。革ジャケットを着ていて前屈できないため座位を直せないのがきつかったが。
21時台、30分、立ち稽古でスクワット、30回*3セット。
十日ぶりの立ち稽古で、踵が浮く、左膝が伸びきらない、クロノスが強い。毎日立ちたいし、できれば日に何度も立ちたい。そのための、一人稽古による立ち稽古を目指した、起立訓練でもある。
1月5日(金)
11時台、20分、電動車いす上での股関節の内旋、30回*3セット。
左腕を真横に位置するデスクに載せて股関節の内旋を行った。スカイフック、立てた骨盤、肩と腕の脱力には有効に感じる。
チルトなしで9時間(8時台から17時台)過ごした。
1月6日(土)
訪問PTに備えてベッド上でいろいろ動いたが、最近立ち稽古をさぼっているのが悔やまれる。
11時台、訪問PT、T氏に起立訓練につきあっていただく。最初に、彼女アシストによる手すり倒位63cm+手すり立位94cmをお見せする。次に、二人アシストによる車いすの脚外側フレーム+手すり立位94cm。ほとんど二人に引き上げられている状態。
車いすからの立ち上がりの動きをT氏にシミュレートしてもらった。尻が浮く直前に力が入るのは、膝関節と私は思いこんでいたが、T氏によれば股関節らしい。お辞儀が足りないうちに膝を突っ張ると、上体が後傾して立ち上がることになり彼でも困難とのこと。膝を突っ張らないままお辞儀を続けると、足が後に引かれて上体が前につんのめるとのこと。
身体で覚えるしかありません、また来週がんばりましょう、と言ってくださった。T氏らしい暖かい言葉に感謝するが、一人でもやるべきことがたくさんある。
鍼灸で身体をほぐしていただいてしばらく休憩した後、尻を浮かす動きを試すために車いすに乗った。手すり倒位をつかんで膝に力を入れるが尻は動かない。車いすの脚外側フレームをつかんで膝に力を入れるが尻は動かない。この時点で腕と肩はぱんぱん。ベッド高さを最低にし、可能な限り近づいて、すねを床と垂直にセット。額をマットレスに預ける。ここから膝を伸ばすが、尻は動かない。
手を使わずゆっくりと立ち上がる動きを彼女にシミュレートしてもらった。尻が浮く直前にきついのは膝上の裏側と外側とのこと。何よりも前向きから上向きに転じる勢いが重要らしい。
彼女と私の会話を傍らで聞いていたマダムKに「頭を下げて(尻が浮いたとして)、そこから頭を上げられるのか」と尋ねられた。できると答えたが本当だろうか。膝関節と股関節にそれほどの力があるだろうか。頭はできるだけ低くしない方が良いのではないか。
1月7日(日) hint0512
の「胴体力」を用いた歩行に関する記述*** 立ち上がる ***を思い出した;
「股関節で地面をとらえる立ち方」で立つ。そして、身体を垂直に揺すってみる。そのとき、体重が両方の拇指丘にかかっていることを確認する。そして、次第に背中や腰の辺りの力みがとれていくのを実感して欲しい。自分が天井から吊されているバネになったつもりで何度も上下に揺すってみる。そして、腿に力を入れず、ふわりと軽く舞い上がるようなイメージで背中を意識して斜め前にジャンプする
。差がよくわからない人は、まだ力みが抜けていないP36
ジョーダンは踏ん張った脚の力によって跳ぶのではなく、ムダな緊張のない胴体の力を使っている。踏み切る前に「丸める/反る」の動きによって自然にみぞおちの力が抜け、骨盤がグッと下がって、拇指丘付近にすべての重みが乗りきる。そして、ジョーダンの身体が浮き上がろうとするが、そのとき、骨盤はギリギリまで下がっている。これは浮き上がっていく肋骨との分離を強烈にするためである
。そして胴体がフワリと浮き上がる。これだけでも素晴らしいジャンプなのだが、ジョーダンはこれでは終わらない。より背中を伸ばし、仙骨をぐっと締めている。P137
空中にいきなり垂直に跳び上がる動きもあるが、これなど脚の筋力は使わずただ「仙骨の締め」だけで跳んで
いるはずだ。P177
立ち上がるときの動きについて「前向きから上向きに転じる勢い、背中を意識して斜め前にジャンプする、骨盤はギリギリまで下がって浮き上がっていく肋骨との分離を強烈にする、「仙骨の締め」だけで跳んで」がヒントになる。 前向き:お辞儀をすることで後傾した骨盤を前傾させる。
上向き:スカイフックされた頭の動きを仙骨の締めにより骨盤が追う。
昨日試した「ベッド高さを最低にし、可能な限り近づいて、すねを床と垂直にセット。額をマットレスに預ける。ここから膝を伸ばすが、尻は動かない」はナンセンスでした。
1月8日(月)
11時台、彼女アシストで起立訓練、手すり倒位63cm+手すり立位94cm、3回。
彼女が指摘してくれた前向きから上向きに転じる勢いを意識して、両手を体側で遊ばせた状態から動き始めたが頭の下げ方が全く足りないらしい。手すり倒位をつかんだ状態からは、彼女のアシスト付きで立ち上がれる。
14時台、30分、立ち稽古でスクワット、20回+9回+1回。
方法を見直した。ひとつは筋肉を追い込むために沈み込みを大きくすること。1セット目に30回しかできない負荷を目指す。もうひとつは実用的な動きにすること。これまでは真上に立ち上がるつもりでも結果的に後傾気味に立ち上がっていた。前傾気味の真上に立ち上がりたい。上体の傾きは骨盤の傾きに支配されると考える。STANDのスクワットの注意書き「股関節をぐっと引っ込めるイメージで」「後にある椅子に座るようなイメージで」は起立時にニュートラルにある骨盤を後傾させない、できれば前傾させるということではないか。スピードも、沈み込みは大臀筋の伸張性収縮を意識してゆっくり、立ち上がりは仙骨の締めによる瞬発力で。
1月9日(火)
先週中の気付きはTACHIKATAの見直しにもつながる有意義なものだったと思う;
・起立開始のための手すりは身近に常備する方が実用的だ。
・頭はできるだけ低くしない方が良いのではないか。
・前向きから上向きに転じる勢い
・背中を意識して斜め前にジャンプする
・骨盤はギリギリまで下がって浮き上がっていく肋骨との分離を強烈にする
・「仙骨の締め」だけで跳んで
・前向き:お辞儀をすることで後傾した骨盤を前傾させる。
・上向き:スカイフックされた頭の動きを仙骨の締めにより骨盤が追う。
上体の動きが前向きから上向きに転じる直前、すなわち尻が浮く直前の姿勢はウェーブの前半2)であろう。骨盤を前傾、背中がアーチ、胸を前に、はすべて同じことをさす。
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061101:ピラティス、ジャイロ・キネシス
ウェーブの前半
1)息をゆっくり吸いながら、背中がアーチを描くように反らせます。
2)息を吐きながら背中を丸めずに遠くまで胸を前に出します。
(後半は、3)息を吸いながら背中を丸めます。4)息を吸う延長で背骨を一つ一つ積み上げるように、もとの位置に戻ります。) | 骨盤を立てて座ることを目指してきたが、さらに進めて骨盤の前傾を目指す必要がある。額をデスクに預けるほど頭を下げていたいす上での上体起こしも見直す。
起立開始のための手すりは最終的には不要であると予想される。胸を前に出すことを強く意識するためには、両手を胸の前に構えて先導するイメージかもしれない。上肢の自重を軽減するためにはどこかに預けるのかもしれない。最終形に行き着くまでは何かを使ってでも、一人で立てるように早くなりたい。
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起立開始のための手すり |
立位保持のための手すり |
| 0113PT |
両手リフターロープ70 |
ベッド手すり 92 |
| 0116OT |
右手テラピマスタースリング70 |
OT室歩行器92 |
1月10日(水)
立ち上がる直前のお辞儀=骨盤の前傾、とは仙骨の締めの前動作と言うだけでなく、股関節の伸筋である大臀筋の伸張性反射を誘うものではないか。頭を下げすぎることなく骨盤の前傾を大きくしたい。身体感覚は裏転子。
1月11日(木)
21時台、20分、立ち稽古でスクワット、30回+20回+10回。
1月13日(土) 10時台、10分、立ち稽古でスクワット、15回。
訪問PTの準備体操として。
11時台、訪問PT、起立訓練
両手リフターロープ70+ベッド手すり
92はセッティングから失敗。彼女には何週間も前からお願いしていたのに時間切れとは。途中から起立開始のための手すりなしの起立に移行し5回立ち上がった。起立の初動として骨盤を前傾させるために、後傾した骨盤を立てる前動作を行った。これは有効だったと思う。起立開始のための手すりなしでは上体を大きく倒すことは出来ないが、先週よりは良くなっている、とT氏は言ってくれる。
前動作の段階で右足が外側に動く。股関節が外転している。12月29日の両手六輪歩行車ベルト70支持+六輪歩行車アームレスト
100では「立ち上がってからの安定が悪い。歩行車の掌底支持は初めてだからか。股関節が内転して右足が内に寄り幅が狭くなるらしい」であった。逆?運動内の時点の違いか。
大臀筋の伸展反射を利用するには大臀筋を素早くのばす必要がある。前方から上方に転じる勢いの完成形はスピードを伴う。
動きの質を高める脱力についてT氏と話した。運動の始まりは関節の固定であり、そこから拮抗筋だけを弛緩することは出来ない、それが出来るのは達人、というのが氏の見解。
1月14日(日)
14時台、35分、立ち稽古でスクワット、30回+5回。
昨日の起立訓練の反省として、尻が浮いた後の低い場所からの立ち上がりを可能にするための、深いスクワットを実行したい。スクワットの負荷は高めると同時に、立ち稽古の時間は30分から60分の間で長くしていく。
目標は二つ、一つは深く沈み込んでも膝抜けと腰砕けにならない、もう一つは低い地点から立ち上がれる。再確認したポイントは三つ、そのいずれもが沈み込みの始まりから立ち上がりの終わりまで継続される必要がある。正位からはずれたものを途中で元に戻すことは出来ない。正位から始まりそこから外れないように意識し続けるしかない;
・背中にアーチを形成する
大臀筋の収縮、特に沈み込み時の伸張性収縮ができないと崩落してしまう。感覚がない身には筋肉の緊張すら意識できないので、骨盤を前傾させ(背中にアーチを形成し)物理的に大臀筋をのばすと同時に仙骨を締める。骨盤の前傾は腸腰筋の弛緩につながり脚を自由にする。逆に、背中を丸めると(カールすると)立ち上がりのベクトルが後傾してしまい立ち上がれない。
股関節をぐっと引っ込めるイメージ=前かがみにならない=お尻をギュッと閉めてから=背筋を伸ばし後にある椅子に座るようなイメージ
・両膝を合わせる
膝が開いた状態では足腰の力が出ない。両足がハの字であることを毎回確認する。 1月15日(月)
21時台、30分、立ち稽古でスクワット、20回。
1月16日(火)
OT室での起立訓練に備えてサスペンダーを装着して家を出たが30分も経たないうちに肩が重くなった。安心して立ち上がれるようになったら一日中装着することを考えていたが、ベルトを伸ばすような改良が必要だ。
9時台、通院OT。
目標:右手スリング支持で車いすからの起立
実績:両手スリング支持で車いすからの起立(彼女によるアシスト付き)
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起立開始のための手すり:
両手テラピマスタースリング75
立位保持のための手すり:
OT室リハベッド80
スリングの前後の位置は、静止状態ではベッド端と一致するが、起立開始時は手に引かれて体幹とベッド端の中間に移動する。 | 立位保持のための手すりはOT室歩行器92をセットしてみたが、テラピマスターとリハベッドの位置関係(可動範囲)からリハベッドがじゃまになり、有効な位置におけないので今回は使用を諦めた。立位保持のための手すりが80では低すぎ、立位を作りにくく保持もしにくい。初動の前傾の際も目の前に物体があると前傾が小さくなって良くない。ただしこれはなれる必要がある。
起立のアシストは彼女が引き受けてくれる一方で、I先生はセッティングを見直してくださる。途中でロホの上にクッションを置いて座面を高くしてくださった。起立する私もアシストする彼女も楽になった。このセッティングでは骨盤を立てるだけでも前に崩れ落ちる感じがする。通常(クッションなし)の座面でもこの重心移動を再現したい。骨盤の前傾=背中のアーチ、がコツ。座面が高くなると踵が浮いて脚のクロノスが生じるが、助手席(50)でさえ車いす(ロホ45)よりも高いので、これにもなれる必要がある。
明日ウロ科で車いす〜ベッドの移乗を行うので、現時点の私の起立能力を利用した移乗方法をI先生に尋ねた。最低限のアシストを受けて一度立位をとってから方向を変えるイメージを持っていたが、I先生は介助者が抱える方法を教えてくださった。これでは彼女にさせられない。
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私の足腰の踏ん張りを利用したトランス。上手くいけば、介助者の力はほとんどいらないらしい。
背中はカールしているが骨盤は少し前傾している。 | 自宅で彼女と話していると、手すりなしで立位保持ができないと彼女アシストによる移乗は不可能、と彼女が言い出した。とんでもなく高い要求だ、と思ったが、膝を曲げて安定した立禅の姿勢と直立位を自由かつ迅速に移行できれば可能かもしれない。
1月17日(水)
3月の目標を変えることなく、昨日の実績「両手スリング支持で車いすからの起立(彼女によるアシスト付き)」から2月のターゲットとターゲットに向けたPTを見直した。
| OT |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
(ターゲットに向けたPT) |
| 3月 |
アシストなしスリングなしで助手席からの起立
(車いす〜助手席のトランス) |
歩行器掌底支持で自由歩行訓練 |
アシストなしスリングなしで車いすからの起立、ベッド手すり把持から歩行車掌底支持への移行、歩行車掌底支持で自由歩行訓練 |
| 2月 |
助手席外にてアシストなし右手スリング支持で車いすからの起立 |
車体・ドアをつかんだ立位で、その場足踏みにより爪先を左に向ける |
アシストなし右手スリング支持で車いすからの起立、ベッド手すり把持から歩行車掌底支持への移行 |
2月13日の通院OTまでに「アシストなし右手スリング支持で車いすからの起立、ベッド手すり把持から歩行車掌底支持への移行」ができるように4週間の訪問PTの課題をセットすると;
| PT |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
| 0120 |
アシスト付き両手スリング支持で車いすからの起立
起立開始のための手すり:両手リフターロープ63
立位保持のための手すり:ベッド手すり
94
フットレスト:倒して両足を固定 |
ベッド手すり把持でその場足踏み |
| 0127 |
アシストなし両手スリング支持で車いすからの起立
起立開始のための手すり:両手リフターロープ63
立位保持のための手すり:ベッド手すり
94
フットレスト:倒して両足を固定 |
ベッド手すり把持でその場足踏み |
| 0203 |
アシスト付き両手スリング支持で車いすからの起立
起立開始のための手すり:両手リフターロープ63
立位保持のための手すり:ベッド手すり
94
フットレスト:立てて両足を自由 |
ベッド手すり把持で水平移動・方向転換 |
| 0210 |
アシストなし右手スリング支持で車いすからの起立
起立開始のための手すり:右手リフターロープ63
立位保持のための手すり:ベッド手すり
94
フットレスト:立てて両足を自由 |
ベッド手すり把持から歩行車掌底支持への移行 |
1月19日(金)
一昨日ウロ科で交換したカテーテルは、処置室側の都合で、いつもとは違う製品だった。昨日電動車いす上でカテーテルが折れ曲がって助けを呼ぶ羽目になった。今日は朝から訪問介護でカテーテルを元に戻してもらった。
17時台、30分、立ち稽古でスクワット、20回+20回。 切り返しの速いジャンプスクワットの要点「腿に力を入れず、ふわりと軽く舞い上がるようなイメージで背中を意識して斜め前にジャンプする」を思い出す。
1月20日(土)
10時台、10分、立ち稽古でスクワット、20回。
訪問PTの準備体操として。太ももに力を入れないスクワットで膝をつま先よりも前に出すと膝が崩れる。
11時台、訪問PT。
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TACHIKATA |
ARUKIKATA |
| 目標 |
アシスト付き両手スリング支持で車いすからの起立
起立開始のための手すり:両手リフターロープ63
立位保持のための手すり:ベッド手すり
94
フットレスト:倒して両足を固定 |
ベッド手すり把持でその場足踏み |
| 実績 |
彼女アシストで5回 |
− (起立に夢中になって課題を忘れていた) |
イチ・ニ・サン(前屈、前屈、前屈+起立)のリズムを使った。前屈を重ねることで頭を低くすることは出来るが、前屈から前屈に移行するので初動の幅は小さいのかもしれない。直立した骨盤を前傾することで尻裏の筋肉を大きく伸ばすべきか。
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背中にアーチは出来ないが骨盤は前傾している。
深く腰掛けている。かかとは尻の真下にはない。
リフターの真下では車いすの前後の移動が制限される。
| 起立し損なって浅く腰掛けてしまうと立てない。かかとが尻の真下にきて、膝がつま先より前にきた状態。準備体操の気付き「太ももに力を入れないスクワットで膝をつま先よりも前に出すと膝が崩れる」と矛盾しない。立ち上がり方の本質TACHIKATAの見直しが必要。
1月21日(日)
10時台、車いす。
前に出された胸に引かれて骨盤が前に動く感触をつかむ。
14時台、シャワーチェア。
骨盤が後傾した状態(ズッコケ座り)から頭を前に振り出す勢いで骨盤を立て、ここから胸を前に出す動きに移行する感触をつかむ。
16時台、車いすからの起立訓練。
上体を前傾するのでなく胸を前に出す感じで立つのであれば起立開始のための手すりは要らない。イチ・ニ・サン(前屈、前屈、前屈+起立)のリズムも使わない。数回しくじった。アシストしてくれる彼女の言葉「体重が尻からかかとに移るまで前傾する」を「体重が尻からつま先に移るまで胸を前に出す」と解釈した直後にすんなりと立てた。立ち上がった状態で手すりとつま先の距離を測ってもらうと左足が30、右足が35。
ベッドに戻って、今日の気づきについて彼女に説明した。頭を下げて尻を浮かす感じでは膝に負荷がかかりすぎること、胸を前に出して骨盤がその動きを追うこと、膝と大腿四頭筋を脱力して股関節を伸ばすこと、を確認した。
1月22日(月)
17時台、車いすからの起立訓練:起立開始のための手すりなし、アシストなし。
昨日の感触から、今日は成功するつもりでいた。不安はあるが、起立すると思いこみ、起立できるだろうかとは考えないことにする。アントニオ猪木「闘う前から負けることを考える馬鹿がどこにいる」を思い出す。練習でできたことを試合で出すのとは違うから、初めて小川を飛び越す前の幼子の気持ちの方が近い。電動車いすに8時間座った直後なので腕肩背が緊張している。自覚はないが足腰も緊張しているはず。足下は昨日の室内用ブーツと違い厚底甲高のリハシューズ。昨日との相違はこの二点。
数回試みたが失敗。失敗のたびに浅い座り方になり骨盤が後傾するとさらに悪くなる。悪い癖をつけるとかえってマイナスなので早々に切り上げたが、首後、背中、腰裏が痛い。痛めたのかもしれない。反省点は;
・骨盤を後傾させない:骨盤を立てた(あるいは前傾させた)状態から開始。
反った胴体の自由落下(股関節周りの回転)にまかせる。
「骨盤が後傾した状態(ズッコケ座り)から頭を前に振り出す勢いで骨盤を立て、ここから胸を前に出す動きに移行する」組み立てでは、腰仙関節周りに前に動いた頭部が、股関節周りの胸部先導の運動に先んじて後に戻る必要がある。つまり前者の運動は骨盤を立てるためだけに使われ起立には貢献しない。さらに悪いことに、頭部の後退と胸部の前進が同時に起こると骨盤の前傾、上体の前移動のブレーキとなる。
骨盤が後傾しないために上肢をアンカー(引っ張り)に使うことも考えられるが、骨盤と脊椎の起立は重力バランスに任せ、全身の筋肉をゆるめたい。両手は太腿の上に置いていたが、大腿部の自由な動きをじゃましていたかもしれない。肩の前にキープし、胸部周辺に重心を集中させるべきか。
・腹圧を高めない:息を吐き腹筋をゆるめる。
骨盤の前傾、上体の前移動のブレーキとならないように。骨盤の前傾、上体の前移動の動力は腸骨筋と大腰筋。
・踵を引きすぎない:フットレストを立てすねが直立するようセット。
膝と大腿四頭筋の脱力、これができていれば膝は伸びず、足は前に滑らないはず。この部位がブレーキにならないということは腰と同時に前に移動するということかもしれない。「体重が尻からつま先に移るまで胸を前に出す」と「腿に力を入れず
、ふわりと軽く舞い上がるようなイメージで背中を意識して斜め前にジャンプする」の両立が必要。
1月23日(火)
17時台、車いすからの起立訓練:起立開始のための手すりなし、アシストなし。
昨日の気付きから、フットレストを立てすねが直立するようセット、これは有効と思える。
骨盤を前傾させるために前屈し、背中のアーチを意識しつつ上体を起こす。骨盤が後傾しないよう努めると、背中が緊張し胴体が緊張する。
21日の気付き「前に出された胸に引かれて骨盤が前に動く感触」を考え直す。水平動では重力を利用できない。大きなパワーを望めないし、筋力が落ちたら使えない。頭胸部の重さと尻の重さを膝軸周りにバランスさせ、無理なく尻を浮かせたい。最近、つるべ井戸の原理を諦めかけていたが、
20日に「お尻とかかとが近くなっていなければならない」の呪いは解けた。
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ストロングマシーン2号のダンス。膝は爪先よりもそれほど前に出ていない。
胴体の向きは異なる(仰向けと起立)が、武術の歩型のひとつ「馬歩」への要求点には、膝は出来るだけつま先より前に出さないようにする、両足の裏は全面着地する、上体を起こし胸を張る、が含まれるらしい。
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股関節の自由な回転と膝関節の自由な回転を妨げないためには膝と大腿部の脱力が不可欠。ここでお尻とかかとが近くなってすねが傾いていては、床からの抗力を膝が受け止められず前に向かって崩落する。また、その恐怖があるから前傾が足りなくなる。だから、フットレストを立てすねが直立するようセットする。
21日のもう一つの気付き「体重が尻からつま先に移るまで胸を前に出す」は膝軸前方下向きのモーメントを大きくするため頭部と胸部をできるだけ前方に振り出すということ。
061101 ジャイロ・キネシスにおけるウェーブの前半そのもの。したがって、次の試技は;
・フットレストを立てすねが直立するようセット。踵を踏む
・あごを引く(裏転子の意識)
・ウェーブの前半(息を吸いながら背中を反らせ、息を吐きながら背中を丸めずに遠くまで胸を前に出す
)
・無理なく尻を浮かせる(仙骨の締め、骨盤から胸部への体重移動)
・ウェーブの後半(息を吸いながら背中を丸め、背骨を一つ一つ積み上げるようにもとの位置に戻る)
(息を吸うのは、腹圧を高め腰椎を安定させ、骨盤の前傾をコントロール)
1月24日(水)
風邪っぽい。一日中ベッド。
1月25日(木)
17時台、車いすからの起立訓練:起立開始のための手すりなし、アシストなし。
「膝軸の安定と膝軸周りのバランス、腹圧に乗ることで姿勢のコントロール、裏転子を意識した股関節の伸展」を意識し、「すねを直立させ高めた腹圧に乗り背中を反らせ腹圧をゆるめ遠くまで胸を前に出し尻が浮いたら高めた腹圧に乗り背中を丸める」組み立てを試みたが、尻は浮かない。
一方、すねを直立させれば前傾への恐怖はない。腹圧で上体を支える(胸部を腹腔にのせる)意識を持てば、背骨の直立のために背筋を使う必要がなく、背腰が疲れない。これで長時間、多回数の稽古が可能となる。
1月26日(金)
8時台、彼女による起立運動シミュレーション。
何も考えずに楽な腰浮かしをすれば、かかとを上げ前屈と同時にかかとを踏み床からの抗力を活用している(「爪先に体重を載せる」と本人)。膝上の外側(外側広筋?)を使う、頭の下げが足りないとここがかなりきついらしい。大腿四頭筋を使わない腰浮かしをすれば、みぞおちと股関節前面(腸骨筋?)を使うらしい。しかし、姿勢変化に反射しての緊張か筋出力のための収縮かはわからない。腹圧を高めるのも有効らしいので、腸骨筋でなく骨盤底筋群を使っているのかもしれない。あるいは腰椎2番からのびる大腰筋か?
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(060421そのまま)
通販生活に「自宅でできるかんたん体力づくり第2回甲野式身体操作法の巻」が出ていた。「つるべ井戸の原理で、足腰に負担をかけずに立ち上がる−バッグをつるべにして立ち上がる」方法に目がとまった。
高岡氏の合気「肩関節と肩胛骨がズルンとズリ落ちる。と同時に、肋骨がグニュッとひしゃげたようになる。その結果、ヒジは信じがたいほどの滑らかさと重みをもって下がる」を応用すれば使えるかもしれない。
(本日の追記)
「足腰に負担をかけない」=「足腰の出力を最小(ゼロとは言っていない)」
ロープの張力を利用したつるべではなく、棒のせん断力を利用したてこ。支点は前腕中央か?各関節を支点とした梃子作用ではなく、対象の骨の真ん中を支点とする動作に切り替える古武道の術。 |
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| 3.バッグに導かれるように立ち上がる。 |
2.バッグを提げながら、その重さを利用して腰を浮かし |
1.足裏をフラットにして座り、バッグを前に出す。 |
| 腰浮かし(股関節の伸展による立ち上がりの前段階)を、しなやかな部材によるつるべでなく、変形しない部材によるてことして考え直す。部材はI(脊椎を固定、息を止め腹圧に乗る)、L(さらに股関節を固定、腹圧を残す)、Z(さらに膝を固定、大腿四頭筋)の3つ。支点(回転軸)は胴体中央、膝、くるぶしの3つ。古武道の術まで考慮するとたくさんの組み合わせになるが、現実的な組み立てを考えるのに考慮すべきは;
・みぞおちが膝に付くほど前傾すると頭を膝よりも下げないと腰が浮かず、続く立ち上がりに不利。
→股関節の屈曲を制限するために腹圧を残す。予備運動で見つけた腹圧を維持するために、息を止め仙骨の締めを維持する。
・腰が浮いた状態では重心をくるぶしでとらえる。
→腰浮かしに先だってかかとを引いておく。ただし、かかとを踏み(浮かせず)、膝が爪先よりも前に出ない。
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切り返しの速いジャンプスクワット
「股関節の捉え」および「中心軸」自体のトレーニング。「丸める/反る」の動きによって自然にみぞおちの力が抜け、骨盤がグッと下がって、拇指丘付近にすべての重みが乗りきる。そして、身体が浮き上がろうとするが、そのとき、骨盤はギリギリまで下がっている。これは浮き上がっていく肋骨との分離を強烈にするためである。
自分が天井から吊されているバネになったつもりで、腿に力を入れず、ふわりと軽く舞い上がるようなイメージで背中を意識して斜め前にジャンプする。 |
「前方から上方に転じる勢い」には腹圧の弾みを利用する。
予備運動で見つけた腹圧を維持するために、息を止め仙骨の締めを維持する。
背中を脱力し反った胴体の自由落下(股関節周りの回転)で前屈し、背中を丸めずに遠くまで胸を前に出す。
お辞儀の最下点を経過した胸部の上昇に合わせる。大臀筋の伸展反射を利用するとすれば最高点まで待てない。
拇指丘からかかとへの体重移動?大腿四頭筋による膝の伸展は悪か?
16時台、いくつかの疑問。
どれだけ前屈するか?
最低拇指丘に重みを感じるまで。くるぶし周りのバランスは前屈が大きいほど有利であるが股関節の負担が大きくなる。
腹圧による弾みは期待できるか?
上向きの弾みは幻想ではないか。背骨を伸ばし自由落下を止めるための腹圧ではないか。
大腿四頭筋による膝伸展は悪か?
勢いを上向きに転じる初動は膝関節と股関節の伸展ではないか。
17時台、車いすからの起立訓練:起立開始のための手すりなし、アシストなし。
前傾しても拇指丘に重みを感じない。足腰は立たない。
複雑に考えすぎていた。
上向きの力は足腰の踏ん張りしかない。
前傾しても胴体の重量が軽くなるわけではない。
背骨直立で足腰を伸ばすと後傾するので、くるぶしの真上に立ち上がれるよう上体を前傾させる。
くるぶし周りのバランスは拇指丘の重みで感じる。
背中や肩を脱力させるには腹圧に乗る。
23日に「20日に「お尻とかかとが近くなっていなければならない」の呪いは解けた」と書いたが、「お尻とかかとが近くなっていなければならない」は正しい。それよりも、膝軸周りのモーメントが呪いだったかもしれない。050901には「この方法は本人の下腿部分を固定し、立ち上がり動作を膝軸周りの運動とすることによって、介助者が本人を引き上げる負担を減らすものです」とある。
1月27日(土)
10時台、30分、訪問PTの準備体操としてでなく昨日の気づきを確かめるために立ち稽古。
スクワット:なまった感じはない。腹圧に乗ると楽な気がする。
その場足踏み:中殿筋が弱く腰が横に逃げる。
切り返しの速いジャンプスクワット:休憩にちょうど良い。棒立ちの休憩の後はスクワットがきつい。
11時台、訪問PT。
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TACHIKATA |
ARUKIKATA |
| 目標 |
アシストなし両手スリング支持で車いすからの起立
起立開始のための手すり:両手リフターロープ63
立位保持のための手すり:ベッド手すり
94
フットレスト:倒して両足を固定 |
ベッド手すり把持でその場足踏み |
| 実績 |
T
氏アシスト(T氏イメージ:前上向き5-10kg)で車いすからの起立
(起立開始のための手すり=立位保持のための手すり)
→今後の目標も見直し
立位保持のための手すり:ベッド手すり
94
フットレスト:倒して両足を固定 |
− (準備運動) |
シンプルな立ちを目指した;
・右手で手すりをつかむ。姿勢制御(これは大きい)と上肢重量の軽減。両手を使いたいが左肩腕の緊張が高く脇が開かない。
・かかとを引く。膝はつま先よりも出ない→フットレストなしで両足を固定するため、足を踏む。
・手すりにキス(するイメージ)→少ない前傾で十分な前重心を作るため、胸を前に出すイメージを追加。
起立の初動としてもっと前屈するために手すりから離れて、と彼女は言うが、手すりと車いすの距離は昨日までよりも遠い。
これ以上後退すると立位時の前傾がきつくなる。 |
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(061231そのまま)
手すり倒位69cm=手すり立位100cm。
立ち上がってエアマットに手をついて待つ間に、彼女が手すりを倒位から立位に変える。 | この延長で立てそうな気はしている。CARTEのTACHIKATAを見直す。
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上体直立で足腰を伸ばすと後傾するので、上体を前傾させ立ち上がる。 |
| かかとを後に引き膝をあわせて |
支点(くるぶし)を後退
膝が爪先よりも前に出ない |
| 手すりをつかみ |
姿勢制御と上肢重量の軽減 |
| 手すりにキスし |
腹圧に乗り遠くまで胸を前に出し |
| 足腰を踏ん張り |
背中を意識して斜め前にジャンプ |
| 腰を入れる |
股関節の伸展
膝は後方へ、骨盤は前方へ、そして胸郭は後方へと同時にスライド | →
見直し前のTACHIKATA
1月28日(日)
14時台、車いすからの起立訓練。
前方に崩落し床に正座した。彼女があわてて助けてくれる。
15時台、15分、体調を確かめるために立ち稽古。
スクワット:足関節も膝関節も動かせる。けがはなさそう。ただし身体は重い。
21時台、30分、立ち稽古。
スクワット:相変わらず身体は重い。今試みたとしてもとても立ち上がれる気がしない。朝の崩落の影響でなく、昨日の久しぶりのスクワットで疲れていると考える。
その場足踏み:高速で15回*2セット。
切り返しの速いジャンプスクワット:背中の緊張がブレーキになっている。
体力もスキルも不十分な現時点では、立ち稽古をさぼったり身体が冷えていたりで、例えば深いスクワット10回を軽くこなせないようでは車いすからの起立は無理。したがって、当面;
17時台車いすからの起立訓練は中止。
21時台立ち稽古で調子よければ車いすからの起立訓練に移行。
1月31日(水)
腕肩背のいつにも増した緊張は抜けないが、これ以上さぼられない。
22時台、40分、立ち稽古。
外部情報
1月6日(土) 介護ベルト。介護者の手首への負担を考えると横取っ手がおすすめ、とは訪問PTのT氏。
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幅8×長さ140cm
ナイロン100%、80g
3,192
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ベルト:幅8cm
ウエストサイズ:60〜100cmに対応
材質
ポリエステル
3,600 |
ベルト:幅8cm
ウエストサイズ:60〜100cmに対応
材質
ポリエステル
3,600 |
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幅77〜121×奥行13×厚さ1cm
重量 180g
材質 ウレタン、ナイロン、PP、ポリアセタール
7,500 |
サイズ/S ウエスト58〜89cm
サイズ/M ウエスト73〜120cm
材質
コットン・ポリエステル
9,048
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S:55〜75(ウエストサイズ)長105×12
M:75〜100(ウエストサイズ)長120×12
耐荷重135kg
表地:ナイロン・中材:ポリエーテル
15,600 | 1月15日(月)
「歩く姿が武である」植芝盛平翁(塩田剛三著合気道修行より)
1月16日(火) 合気ウォーキング。みるみるウエストが細くなる、を売りにしているように、筋肉の緊張と収縮をコントロールするために姿勢と歩き方を改善する流れのようだ。私の流れとは逆になるが勉強になる。
今まで、武術を習う人だけに教えられてきた「歩法」ですが、武術に縁がない人でも習って習慣化することによって、
自然と骨格が安定し、脚腰のコリや痛みが解消し、O脚が矯正され、ヒップやウエストがみるみる細くなります。
その秘密は、「力がセンター(体軸)に集中する」ことにあります。
コリを「筋肉が縮んで固まった状態」と勘違いしているために、「伸ばすことが
良いこと」のように思われています。 ところが実は、コリとは『筋肉内に疲労素「乳酸」が蓄積して、赤血球も固まって、
満員電車のようになっている状態』なのです。つまり、疲労素「乳酸」とドロドロ 血液によって筋肉は、『パンパンに膨張している』のです。筋繊維は、ピーンと
伸びきっています。 「緊張」とは、「ピーンと張った状態」をいうのです。決して縮んでいるのでは
ありません。それをなぜ、伸ばすように歩き、ストレッチでさらに伸ばすのでしょうか? ピーンと張ったロープを緩めるには、縮めればよいのです。
身体も同じです。緊張した筋肉が縮むようにすれば楽になるのです。つまり、
通常張る『肩や腰背の筋肉・脚の裏側・足裏などは、縮めなければいけない』のです。
それをストレッチして伸ばすから、コリが取れないどころか、逆に痛くなってしまうのです。
腹斜筋を働かすために大事なのは、『胸郭を上げる』ことです。つまり胸を張って、ヒップがキュッと締まるように歩けば、自然にウエストが締まっていくのです。
その秘密は、「脊柱がしなる力」にあるのです。
手足の筋力がいくら強くても、体幹が硬くてしならなければ、大したパワーは出せません。
動きは、動物から学んだ方がよいのです。「合気ウォーキング教室」には、揺らしながら骨格を矯正する「開節法」の原理
を応用して、短期間に「脊柱の弾力性」を高める工夫がたくさん盛り込まれています。
その基本は、「足首回し」です。柔軟な足首こそ、柔らかい脊柱を作る基本なのです。
足首が柔らかくなれば、「足の裏が、タイヤが転がるように歩ける」ようになるのです。
以前「内側重心」が話題になりましたが、「間違った内側重心」でした。それは、小趾側を浮かすように「足首を傾ける」とか「足底の傾斜板を使う」とか、
「母趾に力を入れる」というものでした。そんな歩き方をしていたら、偏平足になり、足首やヒザを痛めるでしょうし、母趾の付け根の 関節も痛くなるでしょう。
一方スポーツトレーニングでは、内転筋を鍛えることが重要だといって、
「ヒザを寄せるエクササイズ」や「ヒザを内側に上げる歩き方」を指導しています。
ところが、そんなことをしても、たいして内転筋を強化することはできないのです。内転筋を収縮させれば、その分だけ「脚の外側〜腰」が緊張して痛くなります。
そもそも筋肉を収縮させる力なんて、たかが知れています。たいした力ではありません。
それに対して武術では、「鍛えたい筋肉をしっかり張って、そこに体重を乗せる」
ようにして鍛えていきます。体重を支えるのですから、いやでも強くなります。収縮させるよりも、「体重に抵抗して鍛えた方が、強くなる」ということです。内転筋を強化したければ、「内脚に体重が乗るように歩けばよい」のです。内脚を
しっかり張れば、ヒップも肛門も自ずとキュッと締まるのです。 (わざわざ「肛門に力を入れて締める」必要などないのです。)
また「母趾に力を入れる」のではなく、「母趾側に体重が乗る」ようにするだけでよい のです。「母趾に力を入れる」から「母趾の付け根を痛める」のです!
母趾側に体重を乗せるには、つま先を外に向ければよいのです。たったそれだけで、 体重が母趾側に乗って、内脚が強くなっていくのです。
そして内脚が強くなれば、O脚も矯正されていくのです。
えっ?「つま先を外に向けると、ガニ股にならないか」ですって?その心配は無用です。カカトを一直線上に移動すれば、美しいフォームで歩けます。
1月17日(水) mtb
plus。コラムの#500-#596を拝見した。「そもそも歩きから身体運動を探ってゆく……から始まっており、古武道とか合気道とかの武道系のメカニズムなども参考にしつつ、イチローの先生の小山氏の理論で、かなりのものが「融合」し、だったら、小山氏がいうところの理論を歩きや走りだけでなく、打つという上半身の動きも合わせて検証するためにバッティング道場通いがはじまった」もので、#500番台はゴルフのバックスイングの視点で書いてある。
(2007.01.22追記)
コラムの#1-#499を拝見した。書いておられる方は私と同じ素人である。古武術、身体操作、運動理論と覗いたメディア世界も同じ。言語感覚も近い。大変わかりやすかった。私に欠落している身体感覚で内観しておられる。
(2007.01.22移動)
→
mtb plusのコラム
1月18日(木)
「腰を入れる」ことの正確な意味を知りたくて、殺陣道場・玄舟塾公式ホームページを拝見した。
武術の原理→腰を入れる、と進むと;
「腰の入れ」を身に付けた者は、下半身で盤石の力強さを発揮しながらも、上半身は優雅にリラックスさせておくことができるのです(上虚下実)。能や歌舞伎・日舞を始めとする伝統芸能、剣術・柔術を始めとする伝統武術の根幹はみなこの「腰の入れ」なのです。
Web
殺陣教室→基本編→腰構え、と進むと;
文化や運動の種目によって「正しい腰の構え」というものは変わってくるということを理解して頂きたいのです。そして、殺陣(や日舞)の「正しい腰の構え」とは「腰を入れる(反る)」ことだと肝に銘じて欲しいのです。
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「腰が反っている」のがお分かりになると思います。細かく言うと、骨盤中央の骨「仙骨」が「身体前方の斜め下に」押し込まれ(赤矢印参照)、結果「腰の下の方」が反った姿勢になっています。また「重心線」は(a)と比べて「前寄り」、両足の「親指付け根を結んだ線」の中点に落ちています。そして写真からも見て取れるように、上半身は天井から吊り下げられたかのように楽に「スッ」と立ち上がっています。ちなみにこの状態での「背骨のカーブ」は(a)よりも「直線に近い」緩やかなカーブになっています。 玄舟塾の基本で重要な「腰の構え」とは、すなわちこの「(b)の構え」で、私達はこの状態を「腰を入れる」と呼んでいます。 |
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| 頭のてっぺんの「百会(ひゃくえ)」という「ツボ(頭蓋骨が少し窪んだ所です)」から床に下ろした「垂線(これを重心線と呼びます)」が、身体の中の背骨前側を通り、両足の「内踝(くるぶし)を結んだ線」の中点に落ちているのが分かりますね。この状態では、背骨は自然な「S字カーブ」を描いています。そしてこの(a)の立ち方を武道では「自然体」と呼び、西洋的なダンスや発声法においても基本の立ち方とされています。 |
重心線がかかと寄りに落ちています。また仙骨は(b)とは逆に「真っ直ぐに立てて」います。これは「気功法」等で重要視されている立ち方で、肛門を引き締めお臍に向かって突き上げるようにすることから「提肛(ていこう)」とも呼ばれていて、一般的にはこちらの「腰構え」の方を「腰を入れる」と呼ぶ場合が多いですから、皆さんも混乱しないように気を付けて下さい。 |
昔の軍隊で行われていた「気を付け!」の姿勢です。一見すると腰が反っているために「腰の入れ」と見間違え易いですが、背中を必要以上に反らせているために上半身が緊張し過ぎています。これでは滑らかで俊敏な動きはできません。 |
「腰が抜けた状態」つまり「腰抜け」です。「緊張し過ぎていない」という点では「気を付け!」よりもマシ(?)かもしれませんが、如何せんこれでは「力強い動き」も「俊敏な動き」も望めません。殺陣では「一番駄目」な腰の構えです。 | 1月26日(金) カラダと動きの秘密のブログ(2004年9月〜2005年5月)を拝見した。武道、スポーツ、トレーニングにあかるい著者の説明は専門的だがわかりやすい。
(2007.01.30追記)
ブログ(2005年6月〜2005年8月)とブログ(2006年7月〜2006年12月)からのメモを追加。
ブログ(2005年9月〜2006年6月)は時間のあるときにチェックしたい。
→ カラダと動きの秘密のブログ
1月30日(火) MIL-動作改善研究室の必読ブログにはカラダと動きの秘密のブログの内容がジャンルごとにまとめてある。これも時間のあるときにチェックしたい。
| Method |
筋肉と神経系の反射を切り替え、高度な動作を可能にするためのMIL−オリジナルメソッド。 |
| Work Drill |
確かな才能と能力は、「確かなノウハウと、格別の集中力と、凝縮された時間の積み重ね」によって誰もが手にすることが可能です。毎日の生活の中に取り入れて、身体と動作とを至上のものに近づけていってください。
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| Column |
過去、専門誌に掲載した元原稿の内容も含め、先生の最新の論理に触れることができます。 |
| Training Program |
トレーニングを続けていくと、伸びつづけた筋力と筋量の増加が頭打ちになる時期がやってきます。人の身体は新しい刺激が与えられると、その刺激に反応し、それから適応していこうとします。 |
mtb plusのコラム
mtb plus
コラムの#500-#596
これは股関節から上のウェイトを極端に重くすることで、効率の良い足の運び、つまり体幹の重心移動を優先して、脚そのものは反射やモモ裏のハムストリングスやインナーマッスルで前へ出す訓練なのだ。
バックスイングでは右脚の膝は開いたりせず、すなわち絶対にスウェイすることなく、足裏、膝、股関節、そして骨盤のラインを強く意識する。骨盤は股関節に被せ、腰回りから足先までの筋肉をズリュ〜と脱力(このズリュ〜が超ポイント)、すなわち伸展させる。前も書いたけれど筋肉の特性はゴム。力むのではなく、軟らかく脱力して伸展させてあげる。伸展には股関節から上の重さと重力を利用する。
お尻は絶対にクイっ・ブリッが不可欠です。骨盤を股関節に被せるためです。上半身の荷重を筋肉ではなく、骨格で支えるということと。使う筋肉の意識は、インナーマッスルの存在とケツから裏モモにかけての体の背部、です。モモ前は絶対にゆるゆるに。この柔軟性に優れた状態の右股関節と左膝の柔らかな屈伸を連動させてバックスイングのターンを行います。膝を落とすだけで、あ〜ら不思議、体は上半身の荷重(重量&万有引力)によって筋出力に頼ることなくターンしてゆくのです。
あとレンジで観察していて、やっぱり「腰を入れる」「お尻プリっ」が出来ていない人が多いなぁ。なでケツ=右股関節の柔軟性を引き出せないということなので、当然下半身はグラグラしてインパクトはブレるし、なにより右股関節を中心とした右脚と上半身の位相差が筋肉を伸展させて、その反射によって「ボディターンのパワー」が生まれるので、ソレ(お尻ぷり=骨盤の前傾=股関節に骨盤を被せる)できていないとパワー源がナイということになる。
最近の気づきはやっぱ「股関節」なんです。このボールジョイントの関節の特性を活かして、そこを軸にして一歩一歩を進めてゆく、と。足が前に出すのは伸展された筋肉の反射と、それをきっかけにした「脚そのものの重量」。なにせ、脚そのもの自体が、すっごく重いですから。
ヒトがシンメトリーに歩いていない、ということなのであった。基本的なメカニズムはこれ。左脚の筋肉を固め、左脚全体を「杖」として使っている。というもの。特に左脚のモモ前の大腿四頭筋肉をず〜っと強く固めたままなのである。目立つヒト、目立ちにくいヒトいろいろだけれど、メカニズム的にはこれ。
こうなってしまう原因はいろいろと存在している。
まず「正しく歩く」「正しい歩き方とは?」などの意識が日本人からほぼ失われているということ。やっぱり「問い」から始まる。
そして、子供の頃から「休めの姿勢」を潜在意識に叩き込まれること。休めの姿勢とは、とりあえず左脚に上半身の荷重を負担させるポーズなわけだけれど、この際、ヒトは無意識にモモ前の筋肉を収縮させることが多い。この姿勢、じつはちっとも「休め」ではないのだけれど。無意識のうちに左モモ前の筋肉を収縮させる「クセ」がついているというわけ。
さらに利き足とそうじゃない脚との違い。右脚が利き足=器用な足のヒトのほうが多い。左足は器用ではない。でもって器用ではない方な脚を器用に使うのは面倒くさい。だから筋肉を固める方向性に潜在意識が稼働する。
さらに体の前側にある筋肉は意識しやすく、コントロールしやすい、こと。直接肉眼で見える、手で触れやすい、鏡でみやすい……そういった部位の筋肉を多用する傾向をヒトはもっている。
で、アンシンメトリなのは良くないこと……とは漠然と理解できると思うけれど、具体的にどういう歩行になっているかと言えば、こう。今回観察してよく分かった。
まずその1。左足が接地した瞬間のブレーキ成分がかなり大きい。モモ前の筋肉は別名ブレーキ筋である。それをずっと収縮させたままだから、やっぱブレーキがかかって速度が落ちている。みてて良く分かった。実はこれは路面からの衝撃も大きいということで、たいていの人は、まずは左足にトラブルが発生すると予想できる。筋肉、腱、さらに関節。
その2。左右の脚でストライド量が違う。これはかなり違っている。右脚を接地して左足を前に出す時の歩幅である。これが逆に比べて短いのである。実はモモ前の筋肉を収縮させたままでいると、脚を振り出すスピードが落ちることがひとつ。もうひとつは、モモ前の筋肉が軟らかくないと、股関節の可動範囲が狭まるからである。
股関節を軟らかく使うためには、実は骨盤の角度がとても大切だ。適度に骨盤を股関節に被せた状態にしてあげないと、ボールジョイントたる股関節の特性を最大限引き出すことができない。また、モモ前の筋肉を固めると、それに連動してケツ側の筋肉が骨盤を後傾させるように働くのである。筋肉は連動しているのだ。筋肉の無駄な収縮が股関節の可動域をせばめてしまう。
コラムの#1-#499
「健康は『あし』から」(小野三嗣・著 朝日文庫) ・筋肉は大きく、骨格筋・心筋・平滑筋の3つだが、随意筋は骨格筋のみ。さらに骨格筋は相性筋と緊張筋に分けられる。姿勢を保つ筋肉は抗重力筋だが、これすなわち緊張筋であり、静的な状況での安定を司る。一方、歩いたり走ったりの動的運動では相性(そうせい)筋が使われる。随意筋のこれら2つの筋肉であるが、オペレーションする身体部位が異なり、コンフリクトを避けている。抗重力筋たる緊張筋は脊髄、動的な運動を担う相性筋は大脳がコントロールする。脚はこれら2つタイプの筋肉(=コントロール)によって構成されている。 ・抗重力筋たる緊張筋は、脊椎からフィードバックによって随意といえど「自動的にその機能を維持する」側面があるから、ちよっと運動をサボっていると、大脳でコントロールしている相性筋以上に、その性能を劣化させてしまう。久しぶりに運動してア、イテテとか言っているのは緊張筋のほうなのだ。 ・人類が2足歩行することによって生まれた弊害。上半身の過重は腰で受ける。相当な重さ。で、腰だけに重さを担当させるだけでなく、「腹圧」がとても大切になってくる。これは男女差がある。女性は、妊娠中でも歩行が可能なようにそもそも胸部と腹部での呼吸を分離する身体構造をもつが(老齢でも元気な行商のおばさんたちを連想してみてほしい)、男性は要注意なのだ。腹筋で腰を守りつつも、胸部ではしっかり呼吸する…。この技術がとても大切になってくる。臍下丹田に力を入れる。武道で多く聞かれる言葉であるが、呼吸法と腰との関係は実に密接であるということ。 ・中腰の美しさ。日本人の脚の筋肉は伸筋が相対的に弱い傾向がある。日本舞踏の美しさは中腰姿勢の美しさ。能や狂言も基本は「すり足」(ナンバ!)。自由自在なすり足は伸筋が発達していないと無理。芸能や武道では腰が常に重用視されている。
「ナンバ走り −− 古武術の動きを実践する」(矢野龍彦、金田伸夫 織田淳太郎 光文社新書)。「座り方、立ち上がり方」。これを知るだけでも得しちゃう700円・税別なのです。
ちゃんとスポーツの世界には股関節の外旋、内旋という概念が存在しているのですね。内股にしようとする動作が内旋、がに股にしようとする動きが外旋なのです。でもって動くためにはそれに応じた筋肉が必要なわけですが、内旋のための専用の筋肉は存在せず、一方、外旋には専用のものがあり、ナント、内旋に比べ3倍も力が大きいのだそうです。ですから外旋はラクなんです。よくスポーツで膝を入れろというのはそれこそ素人用のものですが、普段脚の向きみたいなものを意識していない人が多く、しかもほったらかしにしていると外旋気味となることを戒めているのだと思います。ですが一流になってくると、上手に外旋の強い力を利用するよう身体操作を考えることが必要で、それが体幹の左右軸を巧みに使い分けることに繋がるのだとか…これすなわち古武術の身体操作です。
とある雑誌で「能」が紹介されていたのだが、そこでは人を真横から観たバアイの骨盤の傾斜のことが指摘されていた。普通の人って前傾しているのね。これが能のバアイは水平なのである。これによりドタマから足裏まで重心の線がスっと通るのである。でもって武士はこれだったそうで、江戸自体、武士が能と茶を嗜みとしたのも、能がインナーマッスルを鍛える身体所作だったからなのだそうである。
また体幹をグニュであるが、これも「ねじらない」意識が大切である。甲野氏いうところの「井桁の原理」。4つの定規をビスで組みあわせた長方形の模型。それをグニュっとやって菱形にしつつ、その動きを解説していたりするが、まさに骨盤と体幹を各々ボックス構造であると捉えることによって、腰を捻るという感覚ではなしに、ボックスのカタチをクキっと菱形に変形させることによって、脚の前後のスライドと上半身をバランスさせる感覚なのである。
なだらかな斜面のトレッキングロードでは、ちょっとした「前傾」が効く。人は倒れるとなると、自然と足を出すわけだけれど、これは重力を利用して進む原理である。女王様Bは「荷重移動」なる言葉も身体的に理解している御仁なので、「ようするにさぁ、人って倒れるとなると自然と足を出すでしょ。それよ、それ」。「でもぉ、すっごく倒れなきゃいけないの?」「うんにゃ、人のドタマって重いからさぁ。外からは前傾が分からないレベルでも、気持〜ち体幹を前に出すだけでOKよ」といふ。「結局、力を入れることで、蹴るパワーは上がるかもしれないげれど、同時に接地した時にブレーキ掛けちゃっているのね。だから、脚は鞭みたいにしなやかにしてさぁ、重力利用して脚を前にスムーズに前に出し続ける感覚が大切かなぁ」。
激坂の上りでは前傾はもちろんのこと、ピッチの短さとか、腿の裏の筋肉の使い方、そして「体幹と脚との連動」を意識した。つまり腸腰筋と肩のインナーマッスルは脊椎を介して繋がっているということなのである。なのでビックリしたことに筋肉痛は、今回、肩の背面に発生したのであった。ちなみにナンバを心がけているので、腕さえも振っていないのである。でも脚や足ではなく、肩の背面だけが筋肉痛なのであった。効率良く歩くということは、すなわち全身運動なのであった。
もうひとつは路肩にある一本橋みたいになっている段差の上、そう、幅は20cmくらいだろうか、そこで脚ではなく積極的に「体幹」でバランスを取るしかないことを学んだ。体幹でバランスを取る。ここでは、単純に腰を支店に背骨を曲げるというのではなく、体幹をボックス構造と捉えてグニュっと多支点で変形させることを重視した。これに関してはナンバ系書物から得た知識の実践となった。
「走る革命 突然、足が速くなる」(MCプレス)巻頭はマラソンにおけるリクルート黄金時代の立て役者となったスポーツトレーナーの金哲彦さんのインタビューが掲載されている。注目した部分が以下である。
脚と上半身みたいに体を分離して考えないこと。
笑って走れ。体に無用な力を入れることが大切。リラックス。
まっすぐに立つことから始める。
大腿四頭筋ばかり使ってしまう(腿の上の筋肉)。なぜなら誰もが意識的に簡単に使える筋肉だから。
頭は重い。
骨盤を前傾させる(前方に進むバアイ)
座った状態とは骨盤の後傾。多くの人はこういう状態が長く続くことが多い。
金さんは走ると脚ではなく腹筋が痛くなるそうである(ボクが歩き始めた時、いつのまにやら腹筋が縦に割れていたのを思い出す。腰をねじらない、手をふらないことだけを心がけていたのだが)
大切なのは腸腰筋。
体幹の筋肉を使ったほうが遙かに安定して立てる(!)。
足だけで立とうとするとカラダが重く感じられる。カラダがブレる。
足が速いのではなく、体捌きが速いといった全身の使い方の概念で走りや歩行を捉えること。
足ではなく丹田に力を込める感じ。
鍛えるのではなく「スイッチを入れる」感覚が必要。使える状態にすることが大切。
階段は足先を置いて昇るのではなく、骨盤から乗る。=腸腰筋を意識
上半身と下半身のコンビネーション
背中を使う。肩胛骨を中心に背中全体=腕を振っている意味とは?
ある程度、急な斜面を下りる時、何処に力が入っているでしょうか? 大腿四頭筋のはずです。そのままほったらかしにしていたら凄い勢いで下ってしまう……だからブレーキを掛ける。それが腿前の大腿四頭筋肉なんですよ。ブレーキをかけるために拇指球と大腿四頭筋は連動して動くわけなのです。
呼吸もフツーだし、力を入れて歩いている実感はゼロだから(あえて意識するとすれば脚を外旋させずに着地点と膝と大腿骨の関節が立てに一直線になるようアジャストする意識と、もうひとつは力を入れるどころか力が入っている部分を探してそこをゆるめる意識だったりするのです。脚だけでなく肩周りとか体幹も全部)、周囲の人の歩くスピードが異常に遅いという感覚。
足の親指に力を入れない、すなわち蹴らないと、当然、脛の裏側の筋肉、腿の表側の筋肉も連動していますから、脚全体がゆるゆるになり、ブレーキがかからない状態となります。
「骨盤をコンパクトに」を心がけると、自動的に両脚はすり足傾向というか、正しい足裏の接地から離脱が可能になるのであった。
もちろん足の裏ほどしか幅のない一本橋なんかで強く感じるのは脚の筋肉に力を入れてバランスとろうとしても、筋肉に力を入れた脚って、いわゆる棒なので、かえってバランスが崩れるということであり、ここでも脱力と骨盤のスムーズなコントロールが何より大切となるわけです。
作用線の通過位置が足裏の前寄りになるほどに、主にモモ前の大腿四頭筋に力をグワシと入れて立つことになってしまう。またここでもモモ前の筋肉なのだ。で、思ったのは、人はどういう倒れ方が一番嫌なのか?ということなのである。それは後ろに倒れて後頭部を打つことだろうと思う。後ろに倒れるのが一番怖いはずです。違いますか?で、踵は短く、足指にかけては長い。だから、人はどうしても「最も軸な踝あたりではなく、もっと前に作用線を通してしまい、常にやや前のめりでバランスするよう立っているのでは?」ってことなんですね。無意識のうちにやってしまっているはず。これはモモ前の筋肉の収縮に常に依存した「立ち」と言えましょう。
モモ前の筋肉、それを脚が前に出る際に「力を抜く」だけで、自動的に骨盤から足裏までの「ねじれのない骨格の配置(脚の振り出し)」と「正しい足裏の接地」が手に入るということに至ったのがメチャクチャ大きい。調整する場合は「筋肉に出力させて……」ではなく、「特に大腿四頭筋の力を抜く」だけで自動的に……というところが、まさに効率。
これはとても気づきにくいと予想する。というのも前に書いたけれど、ヒトの足の形状と機能と「背後に倒れることへの潜在的な恐怖感」、あるいはモモ前の筋肉を主に固めることにより立つ&歩くをしている習慣、さらには「利き足とそうじゃないほうの足のアンバランスさ」みたいなものが、生活習慣になっちゃっているから本気で気づきにくい。
足の運び方。蹴らない。まずは体幹の移動を優先させ、つまり重心移動ってことなんだけれど、すると脚は勝手に前へとスっと出てくる。これを小山氏は「反射」と呼ぶ。脳味噌の随意的な運動ではなく、神経の脊椎反射による動きだから「反射」と呼称する。で、脚はやさしく地面へと置いてゆく感覚が大切。拇指球で蹴る行為は基本的にはモモ前の大腿四頭筋と連動していて、でもって、この筋肉は実はブレーキ筋。腿裏のハムストリングスやインナーマッスルたる腸腰筋といった本来的なアクセル筋と「共縮」状態を引き起こし(つまりクルマでたとえるのならブレーキいっぱに踏みつけつつ、アクセル全開なわけ)
カラダと動きの秘密のブログ
カラダと動きの秘密
2004年9月〜2005年5月
重心
そして、重心は、地球の中心から働く力と結ばれている線。
身体の真ん中に重心をとれば、身体の真ん中と地球とが結ばれ、右の腕に重心をとれば、右の腕と地球が結ばれてしまう。このとき、重心と中心とを意図的にずらしていると、あのイチローのようなバッティングになってしまう。
歩く
自然の歩き、重力を感じ、身体の各部の重さと揺れとが感じ取れる、一歩歩くごとに身体が自然調整される歩き方を覚えましょう。
歩くって単純ではなく、偉大な身体運動の集大成だと言うことを忘れないようにしましょう。
裏打ちと脱力
歩きも裏打ちのリズム取りを行うと、重心は沈むことなく、浮心し、身体の中で上下に分散されていきます。ヒントは、普通の歩きのリズムは、着地で取ります。ではなく、逆でリズムを取っていきます。
ナンバの捌き
身体を捻らず、タメを作らず、予備緊張のない動きは大切であるが、二軸の左右の股関節に重心が乗り、身体の中心軸とともに、股関節から肩甲骨にかけて通る、左右の軸を身体に通すことが忘れられがちになっている。
身体を捻らず歩いても、二軸ができ、踏み足に正しく胸の重心が乗り、遊脚のほうの股関節は腸腰筋の伸展反射の後に脱力され、腸骨と共に重力の作用によって前方へと落ちていく運用
ができていないと、非効率的になってしまう。
身体を捻らないだけのナンバもどきの歩きでは、それこそ大腿直筋をもろに使い、前足で地面かを引っかくように歩いてしまう。
中心と重心
重心は身体の重さを集める場所です。つまり、ある局面での体重の終結している箇所ですね。
一方中心は、身体の動きの中心。つまり、四肢や体幹部の動きの起点
ですね。
私たち日本人の身体の中心は、下丹田、骨盤の中
にあります。身体を動かすときにこの中心がぶれてしまうと、動き全体がぶれてしまって、効率の良い動作とはかけ離れてしまいます。ですから、私たち日本人は、骨盤をあまり動かさない、静かな歩き方
を学んできたわけです。武道や能、日本舞踊などに顕著に現れています。
一方西洋の人達の身体の中心は、中丹田、胸の中にあります。彼らの動きは胸がぶれずに、骨盤は自在に動きます。身体の中心を腰から、胸へと引き上げ、胸を中心として、骨盤を左右にスライドさせながら、右と左の股関節へと重心移動をしながら歩いてみてください。固まった肋骨や脊柱、骨盤が解きほぐされ、身体にリズムが生まれてきます。
スクワットは骨格の前後スライド運動
スクワットの動作は上下運動であり、股関節の伸展、屈曲動作であるとの理解であろう。だが、骨格のなかの骨盤と胸郭、そして膝の動きを分析すると、実は前後のスライド運動になる。詳しくはHPで後日解説していくが、立ち上がる際にはね膝のブロックは後方へ、骨盤は前方へ、そして胸郭は後方へと同時にスライドさせるようにすると、無負荷ではなんの抵抗もなく、立ち上がれる。
ちなみに椅子に腰掛け、立ち上がる際に額を前方から押さえられていると、立ち上がれない。これは椅子からの立ち上がりには、まず体幹の重心を前方へと移動させ、それから膝と股関節の伸展動作で立ち上がるように運動の構造を作っている
からである。
この時に、膝を後方へ、骨盤を前方へ、そして胸郭を後方へとスライドさせるようにすると、額を押さえられている手に抵抗することなく、スムーズに立ち上がれる。
この方法は、膝の伸展に際して、大腿四頭筋の使用度が減るために、関節を痛めていたり、筋力が低下している人でも苦労なく立ち上がれる。この前後のスライドの距離の比率を飼えることにより、垂直、前より、後ろよりと自由に立ち上がりの方向は自由に取れる
。
梃子の作用
梃子の作用は、支点、力点、作用点の位置づけによって、同じ手を上に上げる、と言う運動で、筋肉を使ったり、体重を使ったり、という現象に変化する。
例えば肘を支点として、手を上に上げるには、力点は二頭筋となり、筋肉の力でヒンジ運動する。しかし、支点を前腕の真ん中に持ってくると、力点は肘となり、手首を上げるのに、肘を落とせばいい、つまり筋力ではなく、重さによって手が上がってしまう。
膝もそうだ。膝蹴りを行うときに、股関節が支点であれば、大腿直筋や腹筋、背筋と言う筋肉の力が必要になる。しかし、股関節が支点ではなく、大腿骨の真ん中辺りを支点とすると、膝を上げるのに、筋肉の地価にではなく、股関節を下に落とす力、つまり、体重が膝を上げるエネルギーとなる。
私たちが当たり前のように使っている、各関節を支点とした梃子作用ではなく、対象の骨の真ん中を支点とする動作に切り替えると、筋肉の変わりに重力と言う重さを利用できるようになる。
ナンバの身体
「ナンバ」の捌きになると、これまでの背骨を中心とした1軸性の動きから、多軸性へと切り替わります。簡単には左右の股関節と、左右の肩甲骨のライン、つまり2軸の動作に変わります。この二軸ですが、今盛んに説明されている二軸は垂直軸周りの運動軸です。
でも「ナンバ」がわかってくると、前後軸や、左右軸にも、これまでの1軸性ではない、多軸の動きが生まれてきます。簡単には、胸と骨盤とに運動軸が分離 し始めます。
脱力のお話
身体は骨、という構造物を筋肉という非常に柔らかな弾性を持つロープで吊り下げられているのだ。構造モデルでいえば、「テンセグリティー構造」。つまり、脱力とは上から下へ向かって重さが重なっていくのではなく、上から吊り下げられる感覚なのだ。だから脱力のイメージは、グシャッではなく、プラプラ
なのだ。
重さを感じる
股関節と膝との支えをほんの少し抜いてやると、身体は下へ向かって落ちようとする。この落ちるという現象が力である。そして私達の足元には地面がある。この地面が支えであり、この地面から、効力という弾みをもらうことができる。この地面からの弾みもまた力となり、私達の身体を動かしてくれる。力を抜くだけでは、鉛直上の下向きの力しか使えない。しかし、地面からの抗力、弾みをもらうと、上向きの力として重さを使える。
筋肉の力は、この重さを使った、上下の力に、ある方向性をつけたり、力の性質を変えるために使うのが良い。
ワークドリル公開5(遠心性の反射)
運動の基本は、「体重をいかに効率よく、後方から前方へと移動させるか」です。
私達の動きの根本は移動にあります。ではどちらへ移動をするのかといえば、これは前方です。
そのためには、背中側を誰かに押してもらうかのように、背中の筋肉を反射的に収縮させ、質量の移動を助け、確かな軸を作ることが必要です。
また、腰、つまり腰椎と骨盤との関節である、腰仙関節部位で身体を反らせるのではなく、胸腰椎関節と、胸椎の6番辺り
の二箇所を運動に加えてあげなければなりません。私たち日本人は、どちらかというとおなか側が動きやすく(求心性の反射)、背中側を動かす(遠心性の反射)事が不得手です。
感性と技術 T
技術の中の「技」にしか目が行かなくなってくる。技術とは「技」と「術」との複合。両者が揃って初めて技術である。なのに「技」しかない。
「技」とは例えばバレーであれば、プリエやアラベスク、といったもの。空手であれば「回し蹴り」や「中断突き」、柔道であれば「一本背負い」。一方「術」とはプリエの時の股関節や膝関節、あるいは大腿部の筋肉といった部位の使い方。
簡単なレベルであれば、腕をまっすぐ伸ばして真横に上げる。これが「技」。腕をまっすぐ伸ばすときに、上腕は外旋、前腕は内旋、僧帽筋は使わない、肩関節は抜く。ひじは浮きを出す。といった身体の根本の使い方。
ウェイトトレーニングと武術
また、達人といわれた人達基礎身体能力は凄く高いレベルにあるのです。
合気道の達人、故塩田剛三氏は握力は90s合ったともいわれていますし、柔道の全日本選手権を10連覇し、プロレス王の故力道山と闘った木村正彦氏と腕相撲では負けなかったそうです。
大東流の故佐川先生は、齢70歳を超えてさえ、腕立て伏せを連続500回、六尺棒の素振りを1000回は毎日こなし、そのほかにも基礎の肉体鍛錬だけで、数時間費やしていたそうです。
ワークドリル公開9(胴体の細分化)
胸郭ブロックと骨盤ブロックとの切り離し連動
今回は体幹の部位の中で、最も多く、そして最も大きな働きを持つ、肋骨、肩甲骨、鎖骨、胸椎からなる胸郭ブロックと、左右の腸骨、仙骨、尾骨、恥骨からなる骨盤ブロックの働きを正しくするための準備として、骨盤と胸郭との切り離しの運動を紹介します。
この二つのブロックの切り離しのコツは、胴体を胸とおなかと骨盤との三つに分けて、胸と骨盤のブロックを、流体のおなかによってつなげている
、という感覚を持つと行いやすくなります。
動きのコントロール ]X(インナーマッスル 3)
T、トルソーの六つの原則
そして、その胴体の動きの基本となるのは、「屈曲・伸展」の前後の動き、「右側屈・左側屈」の左右の曲げる動き、「右回旋・左回旋」の左右に捻る動きの六つが基本となっています。
この六つの動きがスムーズに行くことによって、四肢へのパワーの伝達は滞りなく伝達され、対象物へと力が移行されていきます。
動きのコントロール ]Z(身体の技術を教育する 2)
先の世界陸上で200mにおいて、日本人で初めてメダリストになった末次選手(アテネでは残念でした)の場合、腿は腸腰筋の力がメインとなって前方へと屈曲し、地面に着地した後は、膝の関節は伸展することなく、ハムストリングと殿筋の力によって股関節が伸展され、身体は前方へと運ばれていきます。一方訓練されていない一般の人が走る場合には、腿は大腿直筋の力によって屈曲され、地面に着地した後は、大腿四頭筋の力によって膝の関節が伸展され、身体は前方ではなく、上方向へと運ばれてしまいます。
感性と技術 ]X(立つ
X)
身体が最も筋肉を緩めることができ、360度何処へでも揺らぐことのできる位置は、筋肉が最も緩んでいるために、最も動きの幅と可能性とを持っている。
「立つ」ということは、身体に働く重力を感じ取り、地球との関係を正しくつかむことである。地球との関係が正しくつかめるためには、三半規管や前庭器官、そして身体中に分布する筋紡錘が正しく働いてくれなければならない。そのためには必用以外の筋肉から緊張が抜け、今使っている以外の筋肉は感覚器として働かねばならない。
動きのコントロール ]](筋肉脳を教育する 2)
しかし、高速での稼動を要求されるスポーツの場面で、様々な関節の動きを作り出す、多種多様な筋肉、しかも拮抗する筋肉同士のタイミングを計算した、リズミカルな緊張と弛緩との繰り返しを私たちが自らの意思においてコントロールしていくことは、ほぼ不可能に近いでしょう。
では、どうするのか。筋肉と筋肉をコントロールしている神経系に備わった反射を磨くのです。
筋肉には筋肉に発生する、筋の伸展や収縮をセンサーする器官が備わっています。
このセンサーによる筋肉の反射運動が、「伸展反射」あるいは「伸張反射」
と呼ばれているものです。
この反射はある筋肉がどのくらい引き伸ばされたのかをセンサーする器官であり、そのセンサリングによって出た数値を求心性の信号に乗せて脊髄へと送ります。そしてその信号を得た脊髄では、引き伸ばされた数値に値する収縮を筋肉に対して、遠心性の信号に乗せて、命令するのです。つまり、伸展反射の世界では、大脳は関与せず、下部中枢神経までで非常に高速で処理されているのです。
ワークドリル公開10(骨格の働き 1-前後軸)
「前後軸による側屈の働き」
写真の動作では左側屈動作となっていますが、胸郭のブロックを自分から見て、左回転させ、骨盤は相反の右回転させる感覚が必要です。
この二つの部位の相反の回転動作によって、左側屈という脊柱の動きが生まれてきます。つまり、胸郭の左回転によって、左の肋骨が縮み、右の肋骨は開放され、胸椎は左へと側屈します。つまり、基本として身体の前後を貫く運動軸が胸郭の真ん中と、骨盤の真ん中の二つの部位に存在することになります。
一方骨盤は、右回転し、右の腸骨は下方へと落ち、左の腸骨は情報へと上がります。この二つのブロックの動きによって、脊柱は左側屈の形態へと導かれ、右の腹斜筋、右の肋間筋、広背筋、起立筋等は伸展され、左の対象筋群は収縮します。つまり、右側の肋骨と骨盤とは互いに遠ざかり、左の肋骨と骨盤とは互いに近づいてくる動作になります。この胸郭と骨盤との二つのブロックの相反の働き
が側屈動作では重要です。
感性と技術 ]](バランス)
「ヤジロベエ」「コマ」「手のひらに立てた箒」
「バランスの良い姿勢」とは、このようにほんのわずかではあるが、揺れ動きながら次の動きのための勢いを保っている状態のことを言う。
筋肉の力で、床にしっかりと足を踏みしめ、ドッシリと微動だにせずに立つ状態は、単なる固定であり、その姿には、力みはありありと見えるが、何の勢いも感じるものはない。
真っ直ぐに立つことは、何処へでも揺れ動くことのできる自在性とともに成り立つ。
ワークドリル公開11(支持性の強化2)
支持性強化のためのエクササイズ(2)
支持性強化の意味
これは右利きの人の動作が、胴体の左への回旋を基本として成り立っているからなのです。つまり、右利きの人は、左足で加重をうまく支えることができ
るのですが、右足では苦手になってしまっています。
この苦手な動きを克服するポイントの一つが、右足の支持性の強化です。支持力の劣る右足の強化
を図ることによって、左右どちらへも自在に動ける下半身が
出来上がり、怪我も少なくなり、パフォーマンスの幅が広がります
ワークドリル公開11(運動システムの教育)
エクササイズ全てに言えることですが、最初は動きを覚えるまでゆっくりと動かし、動きを完全に覚えたら素早い動作を反射的動作で行います。決して力まず、どち
らかと言えば脱力したまま行ってください。
動きのコントロール ]][ (随意筋の不随意的運動 5)
であれば、そのバランスと反射とを正しく使える身体に作り変えるはどうするのか。
正しい効率的な動きを新しく覚え反復し、無意識的反射のレベルまで高めていく。たったこれだけのことです。しかし、難しい。なぜなら反射のレベルで動いてしまう体は、日常的な動きの要素が少しでも入ってくると、とたんにこれまで長い時間をかけて癖付けた、間違った動きが発生してしまいます。それをさせないために、一見不合理的なドリルや型を緻密に、時間をかけて練り上げ、身体に染み付かせていくわけです。
動きのコントロール ]]] (重さをつかむ 2)
この中心軸の意識的な存在は、身体の重みを感じ取れるように筋肉の緊張を抜くのに必須な要因です。
人は、二本の脚で起立して行動するわけなのですが、このさいに身体の重心のバランスを取らなければなりません。この
バランスを取るときに中心の軸が支えとなって、身体の重心を支えるわけです。
しかし、この中心軸を感じ取れない人は、しっかりと大地に両足で安定したいわけです。安定したいときに思わず力を入れてしまうのは、身体の外側の筋肉です。両脚の外側、胴体の外側、両肩の外側、首の外側と、身体中の外側の筋肉で、身体を支えてしまいます。がっしりと、身体が微動しないように強く支えてしまいます。
感性と技術 ]][ (ダンスの物理 5)
例えば、足を腰幅に開いて立っている状態では、重心は左右の足の外周の基底面の内側を移動しながらバランスをとっています。この時、左右の足の親指の付け根辺りに重心を置いて立った常態から、足指を軽く浮かす感覚と同時に踵へ重心を落として見ます。すると身体は前方へと傾き始め、そこに加速運動が生じてきます。
爪先が浮き、踵に重心が打った際に、ステージに対して後方への力が与えられたことになるのです。
2005年6月〜2005年8月
動きの進化]]Z
人が地上において、二本の脚で起立し、何らかの身体運動を行うとき、必ず重力の影響というものがあります。また、二本の脚で起立状態での運動時には、移動する度ごとに、体重の数倍の加重が脚部の関節にはかかってくるわけです。
ですから、私のところでは、例え、スポーツを行うことが目的ではなく、「普通の歩行や、軽いジョギングができるようになればそれだけで満足です。」というようなリハビリを目的とする人にも、自己体重の少なくとも1.5倍の重量を負荷したスクワット
を行ってもらっています。(この基礎筋力が出来上がった時点で、立位での様々な下肢のドリルを行うようにしています。)
動きの進化]]]]][
GNF理論 T
『身体に生じる重力(付加抵抗)の重さにより、筋肉がリラックスし弛緩している状態から、自然と筋肉を引き伸ばし、適度な伸展域まで筋肉を伸展させていく。
適度な伸展域まで筋肉を伸展させたら、筋肉の生理的反射である"伸展反射"により、筋肉は筋力(パワー)を発揮し、筋肉はその携帯を伸展から収縮へと移行させる。そして、動きの終盤では慣性が働き、動作は加速され筋力発揮のレベルは低下し、筋肉は弛緩状態に向かっていく。
動きの進化]]]]]]T
引き伸ばされていき、適度な伸展域での筋肉の伸展反射を感じたら、戻し初め(動き始め)に一瞬力を入れて(パワーを発揮して)筋肉の収縮運動へと移行し、加速的動作を行う。
一般のウェイトトレーニングのように、動作の終盤まで全力で力を発揮(緊張の連続)していく動きは、動作の最終まで力んだものになり、また拮抗筋同士の共縮作用が発生しやすくなる。
また、筋肉を伸展させていくときも、自らの意思で力の発揮を徐々に減らし、耐えながら下ろしていくのではなく、出来る限り自らの意思は使わず(介在させず)、負荷に身を任せ、自然に引き伸ばされていく事が大切になってくる。そのことにより、適宜な伸展域まで伸ばされたときに伸展反射が発生し、自然に無理なく力み無くパワーが発揮され、スムースな動作が可能となる。
筋肉作りのための、ショートサイクル「ピリオダイゼーション」
筋肉を付けていくには、適切なプログラムによって、筋肉と神経系とにこれまでに経験したことのない刺激を与え、さの刺激に対しての化学的反応と、物理的反応との二種類の反応を発生させていくことが必要です。しかし、人の身体は、こうした新しい刺激に対しても、経験を積むことによって適応し、新たな反応を起こさなくなってしまい、筋肉の発達は停滞していきます。それを防ぐには、トレーニングによってもたらされる刺激を、定期的に新たな種類の刺激に代えていく必要があります。こうした、ある一定の期間を目的に応じて分けてプログラムし、トレーニングしていくことを「ピリオダイゼーション」といい、スポーツ選手のトレーニングは、年間を通して、あるいは何年間かを通して、あるいは短く数ヶ月を通してプログラムされていきます。
動きの進化]]]]]]Y
ですから、用いる重量は通常用いる重量の50%程度になっていきます。重たい負荷抵抗は、筋肉のリズミカルな収縮と伸展動作には適しません。リズミカルな動作が行えないと言うことは、ポンプ作用がうまくいかず、筋肉内の内圧を高めてしまう結果となってしまいます。また、関節が初動作から終末動作へと速やかな加速運動を行うにも、重量負荷は軽減しないと難しくなります。運動動作において大切なのは、筋肉がタイミングよく、リズミカルに働いてくれることです
。このリズミカルに筋肉の働きにより、関節動作はその動作の初動時に不必要なトルクを受けることなく、速やかに近位から遠位へと加速動作を行うことができます。
スラヴィック・クリクリビーの身体感性 V
力のラインは、つい力を入れる。
つまり、筋肉を緊張の方向へと持っていってしまいがちだか、パワーとは、溜めた力を解放したときに発揮されるものであって、パワーの発揮のイメージは、「縮める」ではなく、「伸展」
の方にもっていかなければならない。
動きの進化]]]]]]]]
使う筋肉の意識を変える。つまり、身体を折り曲げるための働きをする筋肉から、身体を伸ばしていくための筋肉へと使う場所を意識的に少しばかり変えたわけです。たったそれだけのことで今現在のあなたの記録が簡単に向上してしまったり、あるいは伸び悩んでいた筋肉の発達が壁を越えてしまったりする可能性があるのです。スウィングのために、必用なアクセルに相当する筋肉を使えるようにし、ブレーキにあたる筋肉を使わないようにした結果が、飛距離の向上となって現れたわけです。筋肉は、そのときと場合により、アクセルとなったり、ブレーキとなったりしてしまいます。自分の必要とする動きにとって、どの筋肉がアクセルであり、どの筋肉がブレーキなのかをもっとよく知ることが必要です。
動きの進化]]]]]]]]]]T
トレーニングの際に発揮しなければならないイメージとは、野球であれば野球のプレーのためのイメージであり、空手であれば空手のためのイメージでなければなりません。
このイメージの目的がしっかりと認識され、的確なイメージがなされたとき、野球のための感覚がつかめ、そのプレーを高めるための神経系が発達していきます。
ただここで忘れてはならないのが、最初にいいました「トレーニングのためのトレーニング」になってしまってはいけない、ということです。
しかし、こうした様々なトレーニング法、ドリル、あるいは技術に関して、何ゆえにそうした動きになり、形になり、イメージになるのかを探っていって欲しいと思います。
目に見える動き、表現できるイメージは、その動きの体現者が、一つ一つの物理的、あるいは感覚的事実を積み重ね、実現していった結果として存在しています。
全てのトレーニングの動き、フォーム、ドリルの動き、フォームには、目には見えないところに真実の意味が隠されています。
そこを見抜く、感じ取る意識の向け方を行うことが、大切です。
2006年7月〜2006年12月
重さを感じる T
重力によって、身体が上から下へと重さがかけられ、押しつぶされそうに感じている人は、身体全体が上からの加重で重たくて仕方がなく、やっとの思い出骨格と筋肉の力によって重力という重さを支えている感覚でしょう。
こうした感覚の人達が脱力系の動きを行うと、重さで身体が上から崩れてしまい、ただダラッとしただらしのない脱力の仕方になってしまいます。
また、こうした脱力は、鳥が翔けたつような、あるいは野生の動物たちの軽やかな足の運びとはお呼びも着かない、ドタッ、ドタッとした重りを落っことしていくような鈍重さが出てしまいます。
一方、重力によって上から押しつぶされるのではなく、下から引かれている感覚
の人達は、手足が地球の芯へ向かって引っ張られている感覚であり、下からの力を骨格の作用によって支えていますから、力の使い方が先に説明した人達とはまったく逆になっています。
そしてこうした感覚は、骨格に対して働いている重力とは逆の抗力も感じていますから、上からつぶされてしまうような圧迫感はなく、脱力系の動きでも、粘りのある動きになってきます。
こうした粘りのある動きは、身体に働く抗力の存在を意識するだけで、いきなり地球の重力の束縛を切り離し
、鳥のように軽やかであり、重力に結びつけた瞬間に、またもネバッと地面に吸い付くような自在な動きを可能にする可能性を持っています。
パーソナルトレーナーとしての技術 10
一霊四魂の意味は、神道の語彙で言えば「奇御霊・荒御霊・和御霊・幸御霊」となり、順に現代的用語で一言で表わせば「理・法・礼・道」となり、自然界に現れる姿形で言えば「気・流・柔・剛」であり、自然そのものの形は「天、火、水、地」と現されます。
ここから本来は一つ一つの関係、意味についての説明となるのですが、一気に省き要点に入ります。
例えば「気・流・柔・剛」を身体に現せば「気」は、身体の理をつかさどる中枢神経系であり、「流」は、身体に活動のためのエネルギーを循環させる酸素や炭酸ガスの循環であり、食物の消化・吸収・排泄の循環であり、水分の循環、血液、体液の循環、そして神経信号の循環に当たるといえると思います。
「柔」はこれは内臓、心臓、血管壁、皮膚、筋肉などの柔構造であり、「剛」は骨になりますね。
そしてもう一つの側面から見ると、「剛体」から進化し「柔体」となり、さらには「流体」、「気体」と進化していくのが身体の質の進化の過程。
では「天・火・水・地」はどうでしょう。
これも様々な見方、解し方があるのですが、その一つとして「天と地との間に、火と水の性を持つ生命体」という見方ができます。
我々人間の姿であり、火と水との特性は、陰陽の特性であり、呼吸の陰陽であり、自律神経系の交感神経と副交感神経の陰陽であり、そこから誘導される、様々な陰陽の身体のバランス、心のバランスが想像できるのです。
呼吸とは、吐くという天の呼吸と、吸うという地の呼吸であり、それはまた水の呼吸であり、火の呼吸でもあります。
呼吸の「吸い」を盛んに行なうバランスに誘導すれば、酸素の供給は上昇し、体内酸素分圧は上昇、それにつれて自律神経のバランスは交感神経優位となり、それは体内のエネルギーを上昇させ、すなわち身体に「火」をもたらし活性させ、闘いの準備となし、身体と神経、心の緊張は増す事になって行きます。
一方、「吐き」の呼吸に集中すれば、酸素の摂取は減少し、体内の酸素分圧の低下により副交感神経優位の自律神経のバランスは、体内環境を「戦闘態勢」から「戦闘終了」の回復と休養のための機能優先とし、緊張系心身状態からリラックス系へと移行し、すなわち「水」の特性を身体へと現していくのです。
調律の会プレ第二回
正座での正しい「礼」が行なえるようになると、畳に額をつけた状態で、背中に人が乗っても難なく身体を起こす事ができます。
また、立位での正しい「礼」も、額を押さえた相手を簡単に崩してしまえる威力を持ちます。
こうした「型」は日本古来の「礼儀」の中にたくさん織り込まれていますし、武道の「型」は直接的にこうした威力を身体に植えつけるための動きの集大成なのです。
正拳の突き
稽古は、速い突きの稽古も必要なのですが、一つの突き動作をじっくりとゆっくりと動きながら、時間間隔、距離感覚を引き伸ばしてセンチ単位、コンマ秒単位でつかんでいく事が大切だと思います。
実際に右足裏を通して床に伝わった重力の反作用が、右足裏から、右拳に伝わり、そこから抜けていく力の線は、最初は止まったままか、と思えるほどのゆっくりとした動きの連動によって掴んでいかないと感得できるものではありません。
この一突きの間に、足裏の重心感覚、中心軸感覚、二軸感覚、股関節や膝の抜きと入れ、骨盤の使い方、肋骨、脊椎、肩甲骨、鎖骨、上腕骨、前腕骨といった身体中の骨格の互いの作用反作用、筋肉の連動と、断絶などを細やかに非日常的な使い方に構造し直して行くわけですから、速い動きではちょっと難しいですね。
しかし、速い動きも合わせて必要です。ゆっくりと動いた動きの構造をリズムとタイミングに載せて行き、新たな動きの構造に生命を持たせていかなくてはなりません。
見直し前のTACHIKATA
|
・お辞儀をしながら(こんにちはと言いながら)立ち上がる。
・着座は起立と同じルートを逆に通ること。 |
| 膝軸まわりのモーメントを小さくする姿勢で |
・お尻とかかとが近くなっていなければならない。
・つま先が膝より前に出ては立てない。
・常に前傾姿勢でバランスを崩さない。 |
| 膝をあわせて頭を下げ |
・膝の側面が常に「中心面」に触れているように。
・胴体を反らせて(骨盤を前に倒して)腸腰筋を始動させ、その伸びによって脚も伸ばされていく。 |
| 仙骨を締めて尻を上げ |
・つるべ井戸の原理で、足腰に負担をかけずに立ち上がる。
・仙骨が骨盤の中心に押し込められると、背骨が伸び、重心が足の内側に寄ってくる。 |
| 骨盤を立てて上体を起こし |
・腰から動いて、背中をまっすぐ伸ばしていく。
・骨盤の回転は1回だけだが、仙骨の締めは多段階に使える。 |
| 背中で休む |
・背部を意識して立つ立ち方(スカイフック、ハムストリングスでかかとを踏む)レストバック。
・ももの内側の両方の内転筋から内足のアーチ(土踏まず)までの内側のラインを一本の軸として意識することによって、上半身と下半身の軸をつなぐことができる。 |
|