2007年11月の気付きと工夫の記録です。
| 稽古日記 |
5:片側でのプッシュアップの練習
22:フェーズ2のゴールの見直し
27:左脇の大きな開き
30:Activation-Sitting3(左手指の他動曲げ伸ばし) |
| 外部情報 |
16:Grasping
Cuff with wrist
support
18:プッシュアップの練習法
28:リハビリの窓から(1000回ずつ頑張れば、脳の可塑(かそ)性、健側の足のけりだし) |
稽古日記
11月1日(木) 7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。 続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。 8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。 16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。 17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。 21時半、ベッド、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
11月2日(金)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
19時、ベッド、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
11月3日(土)
10時、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
布団を掛けたままでも可能であることを確認できた。
11時、車いすに乗ってT氏の到着を待つ。
そのまま、室内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を2set。
11時半、訪問PT。
リハシューズを履いて、段差越え訓練。
| 第10部 |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
| 目標 |
歩行車100掌底支持、9cm段差(右先行昇+左先行降)5回 |
歩行器92掌底支持、左アシストありで42cm座面からの起立 |
− |
| 実績 |
歩行車100掌底支持、9cm段差(右先行昇+左先行降)
1回目:右昇自力、左昇アシスト、左降自力、右降自力
2回目:右昇自力、ここで力尽きた |
手すりなし両アシストありで45cmロホ座面からの起立、歩行車に取り付く
リハシューズ着用のため起立時に滑るので、次回はムートンブーツに戻す
(病院では滑らなかったのに) |
− | 歩行車のアームレストから手が滑り崩落した。両脇がアームレストにかかり大事には至らず。滑り止めが要る。自転車荷台用ゴム紐を思いつく。
9cm上に上げ曲がった右膝を伸ばせない。先週6cmの時には伸ばせた。一気に+3cmが無謀だったか。次回から増分は+1.5cmにしたい。ムートンブーツで。
18時半、ベッド、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
11月4日(日)
10時、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
14時半、ベッド、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
16時、SCでBP、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
段差越え訓練は、右ベッド手すり100掌底支持+左肘アシスト支持の方が歩行車掌底支持よりも良いのではないか。右手の滑り止めが十分であれば右アシストがいらない、長い直線を確保できる、歩行車のアームレストの改良がいらない、日々の立ち稽古に導入できる。
11月5日(月)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
40日後(12月15,16日)のイベントに向けて、今高めるべきスキルは何か?
網羅的に考える前に、思いつくのはプッシュアップ。PWCの横に置いた事務椅子の手すりを押すことで片側でのプッシュアップの練習ができる。右の力強さに比べて左は弱い。しかし骨と筋肉を感じながら肘を伸ばすことができる。ActivationとするかStrengtheningとするか、しばらくはいろいろと試す。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
22時、立ち稽古20分、スクワット30回、崩落2回。
11月6日(火)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set
16時、PWC、片側でのプッシュアップの練習。左は浅く曲げてActivationレベルを30回。右は深く曲げてStrengtheningレベルを30回。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
くしゃみ連発。風邪を引けないので早めに就寝。
11月7日(水)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set
調べ物で終日ネットサーフィン。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
23時、立ち稽古15分、スクワット30回、崩落4回。
11月8日(木)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
続けて、片側でのプッシュアップの練習。左は浅く曲げてActivationレベルを30回。右は深く曲げてStrengtheningレベルを30回。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
11月9日(金)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
続けて、片側でのプッシュアップの練習。左は浅く曲げてActivationレベルを30回。右は深く曲げてStrengtheningレベルを30回。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
11月10日(土)
10時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
11時、車いすに乗ってT氏の到着を待つ。リハシューズ着用。
11時半、訪問PT。
| 第10部 |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
| 目標 |
13cm段差昇降5回
7.5cm段差昇降5回(071103見直し) |
歩行器92掌底支持、左アシストありで42cm座面からの起立 |
− |
| 実績 |
− |
(1)車内でMWC〜後部座席移乗を試すが、これは無理
(2)歩行器92掌底支持、両アシストありで45cmロホ座面からの起立
リハシューズ着用でも後に十分引けば滑らない |
(1)歩行器92掌底支持、左アシストありで右に5歩、ベッド手すり100に右手で取り付く
(2)ベッド手すり100右手グリップ支持、歩行器92左手掌底支持、左アシストありで歩行10歩
左手はロフストランドとするか |
18時半、ベッド、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
11月11日(日)
10時、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
11時、立ち稽古15分、スクワット20回、崩落1回。
ベッドとリフターの位置が変わり、リフター梁の真下に立つと、左手はベッド手すりの縦部材にあたり握れない。手すり把持によるバランス保持から足腰によるバランス保持(自立したスクワット)に移行する好機と捉えたい。
14時、SCでBP、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を1set。
11月12日(月)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
続けて、片側でのプッシュアップの練習。
左は浅く曲げてActivationレベルを100回。肘をロックしているだけなのかもしれない。
右は深く曲げてStrengtheningレベルを30回。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
18時、ベッド、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
21時、立ち稽古15分、スクワット30回、崩落1回。
11月13日(火)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
続けて、片側でのプッシュアップの練習。
左は浅く曲げてActivationレベルを100回。肘をロックしているだけなのかもしれない。
右は深く曲げてStrengtheningレベルを30回。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
11月14日(水)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
一日中調べ物に追われてチルトの回数が少なかったからか、午後に疲れがひどい。体幹のトレーニングはされた感じだが、エクササイズができないほど疲れている。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
夕食後に寝たせいか、深夜久しぶりに眠れぬ3時間を過ごした。後は振り向かない、横は気にしない、少し上向きの前だけを見て。
11月15日(木)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
続けて、片側でのプッシュアップの練習。
右は深く曲げてStrengtheningレベルを30回。
左は浅く曲げてActivationレベル(肘のロック)を100回。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
12月中旬のイベントに備えたい。基本的に6月最初のイベントと同じであるが、よりスマートに行きたい。振り返ると;
<ここから0705>
チルトなし:(2週間前)5月15日(火)
電動車いすのヘッドレストを外した。
ベッド(43)〜車いす:5月26日(土)
11時、訪問PT。
| 実績 |
彼女が左肘、T氏が右肘をアシスト
・フラットなベッド上で仰臥位から彼女アシストで長座位、端座位
・裸足で足下に滑り止めネットを敷き、ベッド(43)から歩行器へ起立
・歩行器で反時計回り90度回転し、車いすへ着座
・裸足で足下に滑り止めネットを敷き、車いすから歩行器へ起立
・車いすへ着座
・靴を履き、車いすから歩行器へ起立(助手席横での起立を想定し、左アシストのみを試すが立てない。両アシストで立つ)
・助手席横での両アシスト起立を想定し、歩行器で反時計回り120度回転し、車いすへ着座
・車いすを時計回り120度回転してもらう
・歩行器へ起立
・歩行器で時計回り90度回転し、ベッドへ着座 | 助手席(63)〜車いす:5月29日(火)
9時、通院OT。
| 目標 |
・回転しない助手席(後スライド)座面:63cm、セットバック:17cm。右手用ロープ
・右ロープ左アシストで、車いすから歩行器への起立、回転
・着座、足を入れる
・リクライニング(フラット)、ブリッジで姿勢修正(膝を押さえてもらうとにじり上がりやすい)、背を戻す
・足を出す、手を引いてもらい外にずれる
・助手席から歩行器への起立、回転
・車いすへ着座 |
| 実績 |
彼女アシストで基本的に成功したが;
・右手用ロープが短すぎて立位が保てず、長くしてやり直し→歩行器右グリップの上方1cm。ロープを手首に通したままでグリップが握れる
・助手席リクライニング時に運転席側に転倒→二人目に運転席側から支えてもらう
・車体離脱時に左足が上がらず、I先生にかかとを外にけり出してもらう。助手席ドアにより右を押さえられた歩行器の右寄りに立ったため、上体が左に傾き左足重心になったためと推察→助手席起立時に左足を大きく左(できるだけ前)に出す | <ここまで0705>
11月16日(金)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
11月17日(土)
8時半、SCでBP、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
10時半、訪問PT。ストレッチのみ。
18時、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
11月18日(日)
何もできず。
深夜寝付けず、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)の「片膝の引き寄せ」抜きを1set。
11月19日(月)
15時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
16時、立ち稽古20分、浅いスクワット数回。
16時半、ベッド、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
17時、SCでBP、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
続けて、Activation-Sitting1(股関節の高速内旋)を1set。
11月20日(火)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
9時、通院OT。
本来は第10部の評価日であるが、1214のイベント用に助手席移乗の復習。
| 第10部 |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
| 目標 |
15cm階段昇降2往復 |
手すり片手把持で35cm座面からの起立 |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、歩行30歩 |
| 実績 |
自宅練習用にロフストランドをお借りした。
左手用セッティングのために歩行器92掌底支持、両アシストありで起立。歩行器で数分立ったが立位が安定しない。 |
助手席横で、歩行器92掌底支持、右手用ロープなし、左アシストだけでは立ち上がれない。
I先生が後から、ベルト部を前上に引き上げるアシストを追加して立つ。 |
回転しない助手席(後スライド)座面:63cm、セットバック:17cm。
ステップに大きな問題はない。 | 次回は、1214のイベント前に助手席移乗の再試をするため、3週間後の1211。
11時、リハ科診察。Y先生はリハ室にきて、助手席に収まった私を見ている(「青春群像みたいだね」という言葉を残して)。現在のリハの目標が助手席移乗という前提で「見込みがあるのでリハは続行します。目標に達したら卒業ということで」と言われた。
11時半、病院の帰途、A氏宅にお届け物。夫人が上がって行けと仰る。「玄関の階段を上がれるよう訓練中ですので上達してから来ます」と言い訳して失礼する。
13時、SCでBP、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
14時、訪問看護。
14時半、鍼灸。
寒い。電気毛布でも暖まれない。
16時、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
少しは暖まった。
11月21日(水)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
8時から13時までの5時間、ノーチルト。
作業に追われたこともあり疲れた。特に、背と膝上とすね。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
19時、ベッド、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
11月22日(木)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
8時から10時までの2時間、ノーチルト。
左腕の緊張が強くKボードもTボールも使えない。チルトして左腕の緊張を解く。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
第10部の評価を行う。
| 第10部 |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
目標設定
( 070906 ) |
15cm階段昇降2往復 |
手すり片手把持で35cm座面からの起立 |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、歩行30歩 |
実績評価
(071122) |
歩行車100掌底支持、6cm段差昇降2回(071027) |
歩行器92掌底支持、左アシストありで42cm座面からの起立2回(071006) |
歩行器92掌底支持、左手アシストありで、歩行30歩1.2m(071023) |
フェーズ2のゴールの一つは「階段昇降60cm(12*5,15*4,20*3)」であり当初は2,5,10,15cmと高さを漸増させる計画だったが、OT室の可変高階段が最小15cmとわかり、070628に15,20cmに急増した経緯がある。ここに無理があった。高さは15cmまでとするようGOALを見直す。起立用座面高さも25cmを目指したがこれも無理。折りたたみシャワーチェアの最小37cmに改める。
| フェーズ2 |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
| 第11部 |
床で15cm段差越え |
手すり片手把持で42cm座面からの起立 |
ロフストランドで左アシストありで、歩行 |
第11部(071122〜080212)の目標とターゲット(毎月のOTで確認);
| 第11部 |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
目標設定
(071122) |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで15cm段差越え |
手すり片手把持、左アシストなしで、MWCロホなし42からの起立 |
ロフストランドグリップ支持で、左アシストありで、歩行 |
| 071211 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで9cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホあり45からの起立 |
歩行器92掌底支持、左手アシストなしで、歩行 |
| 080115 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで12cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホなし42からの起立 |
ロフストランドグリップ支持で、左右アシストありで、歩行 |
| 080212 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで15cm段差越え |
手すり片手把持、左アシストなしで、MWCロホなし42からの起立 |
ロフストランドグリップ支持で、左アシストありで、歩行 |
| 実績評価 |
|
|
|
| 第10部 |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
| 現状 |
歩行車100掌底支持、6cm段差昇降2回(071027) |
歩行器92掌底支持、左アシストありで42cm座面からの起立1回(071020) |
歩行器92掌底支持、左手アシストありで、歩行30歩1.2m(071023) |
| 071124 |
|
(訪問PTお休み) |
|
| 071201 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで7cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホあり45からの起立 |
歩行器92掌底支持、左手アシストなしで、歩行 |
| 071208 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで9cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホあり45からの起立 |
歩行器92掌底支持、左手アシストなしで、歩行 |
071211
通院OT |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで9cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホあり45からの起立 |
歩行器92掌底支持、左手アシストなしで、歩行 |
11月23日(金)
何もせず休息
11月24日(土)
8時半〜14時半、MWCで移動の予行演習。
11月25日(日)
昨日の疲れは一晩でとれた。
17時、ベッド、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
11月26日(月)
今週は手書き作業の予定があるので、筋緊張を招く朝のエクササイズはお休み。
午前中、A4両面の手書き。 右腕と左腕の疲労は予想通りだが、腹筋も使われている。
11月27日(火)
手書き作業を午前中に完了する予定。筋緊張が大敵なので、暖房は高め。26−27度といえば真夏とほぼ同じ。
15時、左手タイピングの際自然に脇が大きく開いた(肩関節の外転)。前腕中央に支点(不動点)があり、手が下がった分肘が上がる形で脇が開く。在宅開始時の右腕がこの状態だった。右腕の回復はここから始まった。左腕もこれに倣いたい。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
左脇の大きな開きを確認できる。
19時、SCでBP、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
21時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
22時、立ち稽古15分、浅いスクワット数回。
11月28日(水)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
左脇の大きな開きを確認できる。
26−27度の室内が暑すぎる。
16時半、PWC、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を2set。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
外部情報「リハビリの窓から」に、脳卒中患者対象ではあるが、「1000回ずつ頑張れば、ずっと良くなるはずです」とあった。Activationのための運動が1日10セットというのは肯ける。
今足りないのは左の手首と手指のActivation。
11月29日(木)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を4set。
18時、SCでBP、Strengthening-Sitting(中段突き、股関節の内旋)を1set。
11月30日(金)
7時半、ベッド、Strengthening-Supine(無荷重ベンチプレス、片足首の背屈、片膝の引き寄せ)を1set。
続けて、Activation-Supine2(片足首の背屈)を1set。
続けて、Activation-Supine3(両手同時の回外回内)を1set。
8時、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を5set。 17時半、車内MWC、Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)を5set。
一昨日からActivationが気になっている(Activationのための運動が1日10セットというのは肯ける。今足りないのは左の手首と手指のActivation)。Activation-Sitting2(片足の踏みしめ)は車での往復で10setが可能。20分あれば、Activation-Supine2(片足首の背屈)とActivation-Supine3(両手同時の回外回内)を2setずつ可能。
Activation-Sitting3(左手指の他動曲げ伸ばし)を始めた。太腿の上に握った左手を爪が下を向くように置く。肘を前に押すと手指は握り手首は背屈、肘を後ろに引くと手指は伸び手首も伸びる。PWC上で2set行った直後は数回の自動曲げ伸ばしが可能になっている。他動運動(肘の前後移動による手指の曲げ伸ばし)から自動運動(手指の曲げ伸ばしによる肘の前後移動)に移行する方策は他動運動の段階から自動運動を強く意識することだと考える。
Memo of
this month
筋肉の強化:10reps
| |
TACHIKATA(左右対称) |
ARUKIKATA(左右非対称) |
| Strengthening-Supine |
無荷重ベンチプレス |
片膝の引き寄せ
片足首の背屈 |
| Strengthening-Sitting |
股関節の内旋 |
中段突き |
| Strengthening-Standing |
スクワット |
足踏み |
筋肉の活性化:100reps
| Activation-Sitting1 |
股関節の高速内旋 |
| Activation-Sitting2 |
大臀筋を意識して片足の踏みしめ |
| Activation-Supine1 |
左右の重心移動(前後軸回り骨盤体操) |
| Activation-Supine2 |
片足首の背屈 |
| Activation-Supine3 |
両手同時の回外回内 |
Theme of week
| 第10部 |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
| 現状 |
歩行車100掌底支持、6cm段差昇降2回(071027) |
歩行器92掌底支持、左アシストありで42cm座面からの起立1回(071020) |
歩行器92掌底支持、左手アシストありで、歩行30歩1.2m(071023) |
| 071124 |
|
(訪問PTお休み) |
|
| 071201 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで7cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホあり45からの起立 |
歩行器92掌底支持、左手アシストなしで、歩行 |
| 071208 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで9cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホあり45からの起立 |
歩行器92掌底支持、左手アシストなしで、歩行 |
071211
通院OT |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで9cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホあり45からの起立 |
歩行器92掌底支持、左手アシストなしで、歩行 |
Goal & Target
| 第11部 |
TACHIKATA |
ARUKIKATA |
目標設定
(071122) |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで15cm段差越え |
手すり片手把持、左アシストなしで、MWCロホなし42からの起立 |
ロフストランドグリップ支持で、左アシストありで、歩行 |
| 071211 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで9cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホあり45からの起立 |
歩行器92掌底支持、左手アシストなしで、歩行 |
| 080115 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで12cm段差越え |
歩行器92掌底支持、左アシストなしで、MWCロホなし42からの起立 |
ロフストランドグリップ支持で、左右アシストありで、歩行 |
| 080212 |
ベッド手すり100右手グリップ支持、ロフストランド左手グリップ支持、左アシストありで15cm段差越え |
手すり片手把持、左アシストなしで、MWCロホなし42からの起立 |
ロフストランドグリップ支持で、左アシストありで、歩行 |
| 実績評価 |
|
|
|
height
|
六輪歩行車 |
アームレストmax. |
124 |
|
六輪歩行車 |
アームレスト(裸足) |
116 |
| ベッド |
手すり立位max. |
107 |
| リビング椅子 |
背(天端) |
103 |
|
OT室歩行器 |
|
92 |
|
六輪歩行車 |
アームレストmin. |
90 |
|
車いす |
ハンドル最後部 |
84 |
| OT室リハベッド |
max. |
80 |
| 執務室棚 |
|
78 |
| リビング椅子 |
背(3段) |
76 |
| OT室椅子 |
背 |
74 |
| ベッド |
手すり立位min. |
71 |
| プリンター台 |
|
70 |
| 車いす |
アームレスト |
63 |
| 電動車いす |
座面 |
54 |
|
車いす |
膝横フレーム |
52 |
| OT室助手席 |
|
50 |
|
車いす |
ロホ座面 |
45 |
|
車いす |
座面 |
42 |
| ベッド |
手すり倒位min. |
40 |
|
外部情報
11月16日(金)
|
Grasping Cuff with wrist support Those with limited hand function, yet good arm
function, can adjust Dycem-lined strap, which covers top of hand and
wraps around fingers. Comfortable, soft suede cuff fits right or
left hand. D-ring and Velcro construction for easy application and
adjustment. Latex free. |
11月18日(日)
2chより;
Q:プッシュアップの練習法を教えてくださいであります。
A1:
ここのリバースプッシュアップを参考に http://www.e-kinniku.net/hometraining/w10_udeu.html
プッシュアップバーがあるとトレーニングしやすいな。
Amazonでも売ってる。
負荷量はプッシュアップバーの奧高さで調節汁
|
キックバック
右足を1歩前へ踏み出した状態で、右手を椅子につきます。この時、上半身を床と平行にします。(背中を丸めないように、視線はやや前方に向けます)左手で、ペットボトルを持ち、肘を上げ、上腕を床と平行にします。
1. 肘を支点に半円を描くようにペットボトルを後方に押し上げる。
2.
ペットボトルの重さを感じながら、ゆっくりと元に戻す。
ワンポイントアドバイス
●
肘を動かさないように気をつけましょう。
★エクササイズ後は、収縮させた筋肉をストレッチで伸ばしましょう★
上腕(後)のストレッチ
1回15秒、2回繰り返す
手は肩よりやや遠方におき、四つん這いになり後方にお尻を引きます。腕から脇にかけて伸びを意識します。 |
A2:
c6クラスは肘ロックをカックンとなる前にじわり負荷をかけ適度に筋肉を意識し肘関節悪くしないしビルドアップに良いよ
それを繰り返すと肩の可動域も広がりADLがすごくよくなる
自分は手首が水平にしか背屈効かないがベットやマット上で前屈から起きあがれるようになってトランスボードも使ってない
11月28日(水)
1999年6月から、2006年まで、毎週月曜日南日本新聞紙上において「リハビリの窓から」と題した連載がありました。
第38回:手・指機能の障害
早めに始め、根気よく
まず、指のはれを治すため、マツサージ効果のある渦流浴を行ったあとで、作業療法士がTさんの指を一本ずつゆっくり曲げたり伸ばしたりしました。自宅でも市販の低周波治療器を買ってもらい、手指の神経や筋肉に電気刺激を与えてもらいました。また、毎日お湯の中で指の関節を自分の手で屈伸させる訓練を朝晩数回
行いました。これに作業療法なども組み合わせ、毎日五−六時間訓練にうち込みました。
Tさんが熱心に訓練に取り組んだ成果が出て、指を曲げ伸ばせる範囲は少しずつ広がり、一カ月後には指先の感覚もわずかに戻って、積み木が握れるようになりました。指先で小さい物がつかめるまで回復すると、指先の力をさらにつけるために粘土をつまんで引き伸ばす訓練、さらにもっと小さな棒や小豆をつまむ訓練も行いました。通院は約一年続き、そのころには紙切れや硬貨もつかめるくらいになりました。
第95回:在宅での訓練
地道に潜在能力引き出す
早速、訪問スタッフに連絡をとり、もっとも簡単で効果的なものとして、起立訓練から始めました。しかし、Xさんは、立ち上がろうとすると後方にそっくり返ってしまいます。軽くうなじを押さえるだけのちょっとしたコツ
を指導すると、身体の小さな奥さんにも楽に訓練介助ができました。
3カ月後、Xさんは自分で立ち上がり、ポータブルトイレに乗り移れるようになりましたが、歩こうとすると、やはり後方にそっくり返ってしまいます。そこで、歩行訓練の前に前屈運動を十分に行ったり、両ひざに手をついて前傾姿勢を保つなど、ちょっとした姿勢の工夫
をお願いしました。
第106回:訓練の質と量
家族も参加して十分に
少ない努力で大きな成果を上げることは、だれもが夢見ることですが、リハビリテーションでも少ない訓練で大きな治療効果を上げることはわれわれの夢です。しかし、試験の成績と勉強時間の関係に似て、治療効果は訓練の質と量に依存します。
たとえば、下肢筋力の維持・増強のためには、いすからの立ち上がりを毎日100回、歩行を3000歩
−というように訓練量を重視していますが、同時に間違った訓練によって関節を痛めたり、まひした手足のひきつりを強めたりすることがないよう訓練の質も重視しています。
ことに、脳卒中後のまひの回復促進には訓練内容の質と量が必要です。つまり随意的な筋収縮を誘発し、それをできるだけ繰り返して、それに関連した神経路の形成と強化が必要です。退院後の家族の熱心な訓練によって、字が書けるほどまひが回復した例もあります。
Sさん(54)は、発症1カ月目に当科に入院、2カ月の集中訓練(まひの程度に合わせた5種類の運動パターンを、それぞれ一日100回、計500回、介助自動運動の形で反復)によって、肩とひじは良くなりましたが、指は別々に動かせない状態で退院しました。
退院前、Sさんの妻から「右手は良くなるのでしょうか」との質問を受け、私は「1000回ずつ頑張れば
、ずっと良くなるはずです」と返事しました。Sさん夫妻は、退院後も指導された5種類の訓練パターンを1000回ずつ、一日5000回を実践し、1年後には右手で文字を普通に書けるまでになりました。
第110回:障害の受容
具体的行動で周囲が支えて
キューポラ・ロスは「不治の病」等の宣告を受けた時の心の変化を、(1)ショック期 茫然自失の時期(2)否認期 病気自体を否定(3)怒りの時期 病気や周囲にあたる(4)抑うつ期 もう駄目だと落ち込む(4)理解の時期 病気や障害を深く知る努力(6)受容期 病気(死)や重い障害を受け入れ、より良い生(死)に向け努力する時期−の6つに分けています。
第123回:可塑性リハビリ
脳神経の伝達回路変わる 例えば脳卒中による手足のまひは、運動の命令を出す脳の中枢(運動領野)、そこからの命令を筋肉まで伝える経路(神経線維)がどこかで損傷を受けたために起こります。この運動領野の地図は、顔、手、肩、胴体、足というようにさらに細分化されていますが、それは体の面積と同じ比率で割り当てられているわけではありません。ヒトがよく使う手や話をするための口や舌の領域は、胴体や足よりもずっと広い地図があてがわれています。
しかし、最近の脳研究では、この地図は大人になっていったん出来上がったら不変というわけではなく、「その使い方で大きく塗り替えられる」ことが分かってきました。例えば、手の運動領野の損傷で手のまひが起きたとします。そこでその手を使わないままでいると、まひも改善せず、周りの生き残った手の領域もひじや肩の領域に変わってしまいます。
一方、不自由ながらも手の細かい運動を何回も繰り返すと、次第にまひが回復するとともに、脳地図では手の担当領域が肩やひじの領域の中に広がってゆくことが分かりました。それは単に脳の手の領域の拡大だけではなく、その神経が脊髄までの伝達回路を作り、さらに手を動かす多くの末梢(まっしょう)神経との複雑な接続もできたということです。つまり、リハビリによって、それを行う「脳の地図も配線も変わる」ということで、これが「脳の可塑(かそ)性」といわれるものです。それはまひばかりでなく、失語や失行、失認、記憶、排尿の神経についても同様です。
第143回:歩行訓練
重心の移動を滑らかに
復職に備えて歩行訓練するために入院した脳卒中患者のAさん(45歳の男性、右まひ)の事例を通じて、歩行訓練の考え方を説明します。Aさんは当科入院前に6カ月間の歩行訓練を受けており、短下肢装具とつえを用いた3拍子の歩行ができ、安定はよいのですが、10メートルを35秒で歩いていました。入院後、2拍子の歩行と健側(けんそく)(まひのない側)の足のけり出しの訓練を行い、2週間後には10メートルを20秒で歩けるようになりました。
脳卒中後の歩行訓練は、平行棒内で(1)健側の足で立つ(2)まひ側の足の振り出し(3)まひ側の足へ体重をかける(4)健側の足でけり出し、健側の足で立つ(5)(1)から(4)の一連の動作を行います。同時に、つえ歩行に備えて健側の手の動きと歩行リズムを合わす訓練を行ってから、つえ歩行に移ります。
まひ側の足に体重をのせるとひざが折れる場合は長下肢装具、ひざがパチンと伸び切ってしまう(反張膝=はんちょうしつ)場合は短下肢装具を用います。歩行のリズムは、健側で立つのが不安定な場合は3拍子の歩行(つえ→まひ側の足→健側の足)、安定している場合は2拍子の歩行(つえとまひ側の足→健側の足)を行います。3拍子の歩行はスピードが遅く、健側強化訓練によって健側の足での立位バランスが安定すれば、2拍子の歩行を行います。
2拍子の歩行では、つえはまひ側のかかとの位置にそろえて健側の前外側にまっすぐに立ててつき、つえを持つ腕のひじを体から離さないようにして、下肢とつえのリズムを合わせます。まひの程度に比べて歩行能力が低い例の多くは、下肢装具やつえを用いない効率の悪い歩行を行っている場合、体を前方に移動させながら健側の足のけりだしを行って体をまひ側の足より前に進める動作[(3)−(4)]がうまくできない場合です。
まひ側への体重負荷から健側の足のけりだしがうまくできない例の多くは、まひ側に体重をかける気持ちがあまりに強すぎて、健側の足のけり出しが弱くなり、健側のステップ後も腰が引けた形でまひ側に体重が残るものです。後方へバランスを崩しやすいだけでなく、まひ側の足の振り出し時も、つま先をひっかけやすくなります。重心の移動を円滑にするためには、まひ側に体重をかけることより「健側の足のけり」を健側前方に強くすばやく行い、まひ側に体重を残さないことを優先する。まひ側が突っ張って体重の移動を妨げる場合は、まひ側のつま先を少し外側に向けるように体を斜めに開いて歩くことが大切です。
つえや下肢装具の使用と健側強化を行いながら、重心移動を円滑にする歩行を心がければ、腰のぐらつきやまひ側の足が健側の足へからむことや足先のひきずりも減り、歩行が安定し、スピードも改善されます。
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