僅かな気付き
(その時々の感覚) |
「練習(プラクティス)=「鍛錬」(トレーニング)+「学習」(ラーニング)」
これが型稽古の意味であり、その型とは見た目の形より、その時々の感覚に厳密になることだ。 だんだん自分の感覚に目覚めていって、何か発見があるようになってこないといけません。 考えながら何度も何度も稽古している内に、ある日突然、何かが出来る日があります。それを絶対に逃さない。 |
術理の理解
(ある動作の時緊張させる筋肉と弛緩させる筋肉の種類や時間) |
術理さえのみ込み、あとは自分で稽古してゆけば上達することは確か。 かたちづくることを目的として身体動作をとらえるのではなく、どのような動作がそのかたちになるのかを考える。 リハビリの目的はいろいろな動きの、繊細でデリケートで巧みな運動をバランスよく回復させること、コントロールすることであり、力を回復することではない。
型どおりにまず動いて、ある動作の時緊張させる筋肉と
弛緩させる筋肉の種類や時間を学び、それができたらスピードをつけたり、物を
打って確かめたり、武器で重みをつけて必要筋肉を鍛えます。
腕をまっすぐ伸ばして真横に上げる。これが「技」。一方「術」とは、腕をまっすぐ伸ばすときに、上腕は外旋、前腕は内旋、僧帽筋は使わない、肩関節は抜く。ひじは浮きを出す。といった身体の根本の使い方。 |
身につける
(基本技能(スキル)の反復練習(ドリル)) |
教えられても、それを検証、確認、定着させるのは自分の仕事なのです。 短距離やフィールド競技では,基本技能(スキル)の反復練習(ドリル)ということをとても重視。 スキル面とフィジカル面のトレーニングを完全に切り離してしまっては,前者が畳の上の水練に陥るおそれ。 |
続ける
(繰り越した明日) |
一人稽古というのは、だんだん自分が乗ってきたところで、最高に盛り上がる手前でやめないと、翌日とか次の稽古までの間にずうっと情熱がつながっていかないんです。 在宅リハビリで失敗するのは大抵この「繰り越した明日」です。 |
筋トレの弊害
(アンバランスに”回復”) |
下手な体の使い方をして筋肉を太くし、それができたら上手に体を使え、などということはどう考えても無理がある。 術といえるほどの動きとは、その人にすでに備わっている体重や手足の働きを活用しきることではないか。 砂を入れたバケツを持ち上げる訓練は、屈筋系の神経回路だけを繰り返し使い、伸筋系の神経回路を繰り返し抑制することになる。そのために伸筋系の機能(伸筋共同運動)の回復はブロックされ、屈筋系(屈筋共同運動)だけがアンバランスに”回復”し、その結果腕を自分の意思で伸ばすことができなくなる。
運動動作において大切なのは、筋肉がタイミングよく、リズミカルに働いてくれることです。 |
身体を知る
(うではこしから、あしはかた(肩甲骨)から) |
うではこしから、あしはかた(肩甲骨)からあるとおもえ。
これは神経系の特徴で非線形的性質
による。「0か1か」というデジタル的な反応なのだ。では、どんなときに変化が生じるのだろうか。「ノイズがある閾値を超えたときに変化が起きる」という。 膝を曲げた状態で意識的に膝を内側にねじると緩んだ靱帯は強く緊張します。そのため関節を動かす支点はしっかりと固定されるので、この状態から膝を強く伸展すると強力な跳躍力が生まれます。 内側広筋は、股(こ)関節を閉じる筋肉である大内転筋と連結しています。そのため内側広筋の筋力を増強する場合は、股(また)を閉じる力を発揮させます。 |
力を抜く
(合気道のおれない腕、姿勢を保ちうるような安定性と移動が可能な程度のリリース) |
力を抜くといえば必要なところ以外の力を抜いて余計な邪魔をさせないと考える。 腕を曲がらないようにしようと力むと、曲げる方の力が入ってしまう(合気道のおれない腕)。 「首を自由に、頭は前に上に」「背中は長く広く」「膝を遠くに」「肩は広く」 動きにくいからさらに力を込めることが多いのだが、そうするとさらにバランスを崩す要因が大きくなり、果てしないパワーゲームになっている。 動作には、こうした移動の最中も姿勢を保ちうるような安定性と、移動が可能な程度のリリース(意図的に安定を解くこと)が絶妙のブレンドで同居していることが必要である。 顎を引いて、首の後ろを真っ直ぐに伸ばし、頭のてっぺんが天に向かって伸びて行く感じで、肩は少し前におとし、全身の力をぬきます。 左脚の筋肉を固め、左脚全体を「杖」として使っている。というもの。特に左脚のモモ前の大腿四頭筋肉をず〜っと強く固めたままなのである。 |
重力を使う
(重力によって下から引かれている感覚 ) |
人体の関節という構造が、身体の各部位をわけると同時につなげる構造体であるように。重力に逆らってからだを支えているだけではなく、自分では操作できない重力という外力をうまく利用しなければ関節は稼働しないように。力ずくで曲げることだけが関節を動かす、からだをやわらかくする、ことではない。 重力によって上から押しつぶされるのではなく、下から引かれている感覚
の人達は、手足が地球の芯へ向かって引っ張られている感覚であり、下からの力を骨格の作用によって支えていますから、力の使い方が先に説明した人達とはまったく逆になっています。 肘を支点として、手を上に上げるには、力点は二頭筋となり、筋肉の力でヒンジ運動する。しかし、支点を前腕の真ん中に持ってくると、力点は肘となり、手首を上げるのに、肘を落とせばいい、つまり筋力ではなく、重さによって手が上がってしまう。 |
体幹から動く
(腕を肩甲骨中心で動かしていたように、腸骨を中心に脚を動かす) |
腕を肩甲骨中心で動かしていたように、腸骨を中心に脚を動かす。
体幹内から動作を起こしていれば末端の位置が変わっても動作自体は変わらないため動作の混乱は起きません。運動をしている時に動作が安定しないとか、疲れてくると安定しなくなるというのは、末端動作で形だけ作っているからそのような現象が身体に起きてくるのです。 リズムの起点は首にある、首を引いているときがハトが前に進むときなのである。このとき胸は出ている。 |
背面を使う
(スカイフック、ハムストリングスでかかとを踏む、レストバック) |
尻の奥の筋肉が筋肉痛になったらしめたもの。 股間およびその付近の筋肉&脚・体幹の筋肉の余分な力抜きが出来てると、体の重みによる下方向の力の流れ(体前面)と、地面から反発するような上方向の力の流れが(体後方)体の中に同居してる感じがします。腰を深く落としても上方向の力の流れに乗れば居つかずに元の姿勢に戻れたり左右に体を捌くことが出来ます。 背部を意識して立つ立ち方(スカイフック、ハムストリングスでかかとを踏む)をブルース・リーは武道における理想の立ち方であるとし、レストバック(背中で休む)と呼んでいます。 人間の意識は背面には向きにくいので、「腹圧」では、どうしても体前面ばかり意識してしまう。腰の意識を濃くする意味でも「腰腹圧」呼吸がよいのではないかと思います。
肩甲骨は其々の対角に位置する骨盤と引き合う。
腕を挙げて行っている最中に、肩甲骨に腕が乗っている感覚に徐々に移行していく。 |
伸展反射を使う
(筋肉がリラックスし弛緩している状態から、自然と筋肉を引き伸ばし) |
最近の気づきはやっぱ「股関節」なんです。このボールジョイントの関節の特性を活かして、そこを軸にして一歩一歩を進めてゆく、と。足が前に出すのは伸展された筋肉の反射と、それをきっかけにした「脚そのものの重量」。 身体を捻らず歩いても、二軸ができ、踏み足に正しく胸の重心が乗り、遊脚のほうの股関節は腸腰筋の伸展反射の後に脱力され、腸骨と共に重力の作用によって前方へと落ちていく運用
ができていないと、非効率的になってしまう。 身体に生じる重力(付加抵抗)の重さにより、筋肉がリラックスし弛緩している状態から、自然と筋肉を引き伸ばし、適度な伸展域まで筋肉を伸展させていく。引き伸ばされていき、適度な伸展域での筋肉の伸展反射を感じたら、戻し初め(動き始め)に一瞬力を入れて(パワーを発揮して)筋肉の収縮運動へと移行し、加速的動作を行う。 |
股関節のとらえ
(腰の入れ(反る)、上虚下実、骨盤の前傾、吊り腰の姿勢、仙骨の締め) |
簡単に言ってしまえば「股関節と脚の骨(大腿骨など)が正しい角度にある状態」となるのだが、正しい角度は万人にとって同じではない。 「股関節で地面をとらえる立ち方」の実現には、「足の裏の真上に骨盤が位置している」ことが最低条件となる。
「腰の入れ(反る)」を身に付けた者は、下半身で盤石の力強さを発揮しながらも、上半身は優雅にリラックスさせておくことができるのです(上虚下実)。
「腰を入れる」「お尻プリっ」(お尻ぷり=骨盤の前傾=股関節に骨盤を被せる)
仙骨が骨盤の中心に押し込められると、背骨が伸び、重心が足の内側に寄ってくる。すると、軸の意識もはっきりしてくるし、重心も安定する。足の指の親指側に力が入ってくるのだ。ただし、大殿筋を締めるやり方はダメだ。これでは脚もいっしょに固めてしまうことになるので、姿勢はよくなるとしても、そのまま歩き出すことはできない。 猿が二本足で立ち上がった瞬間の姿勢・・・あたかも腰が天井から吊り上げられたかのようになり、後ろ脚の膝はやや曲がっている。・・・その結果、下腹〔丹田〕の真下に体重が降り、膝の突っ張りが抜けて足が浮く(吊り腰の姿勢)。
気功でいう正しい姿勢というのは、両足は肩幅くらいに開いて足先は平行に、足の指で軽く床をつかむようにして密着します。股関節をわずかにまげ、膝を少し前に出します。立っているとき姿勢は維持したまま力をぬいていきますと、重力と釣り合ったような感覚が生まれます。背骨が積み木のようにバランスよくたっている感じです。背中のちょうどへその裏側がへこんではいません。下腹を少し後ろへ引いた状態。
脚の(=重心の)切り替えにおける的確で素早い「股関節のとらえ」の本当の形は「骨盤の回転」によるものだ。 重心をしっかりさせるのが「股関節のとらえ」である。(回転中も同じことで、)骨盤から下と上で軸が折れ曲がっていては軸がずれてバランスが崩れてしまう。だから、この場合もまた仙骨が締まっていて、しっかり「反る」ことが必要なのだ。
骨盤底筋群を活発に動かすことで、腹部安定筋と協調して働かせることができます。
階段は足先を置いて昇るのではなく、骨盤から乗る。=腸腰筋を意識。 |
二軸の動き
(上体の四角形、足が二直線上、外旋位、一足長) |
明らかに二軸です。左右に体重を揺らしながら歩いています。 骨盤や肩甲骨の動きによって左右軸を形成し、ねじることなく上体の四角形をほぼ保つ合理的な身体操作を私達は「常歩(なみあし)」としました。 中心軸とは動くための感覚ではなく、安定して立つために必要な軸感覚なのです。 それぞれの足が二直線上を進むことによって、体幹が捻られず足がターンオーバーする基礎が出来上がります。 着地脚の股関節が外旋位を保つことによって、股関節の機能を十分働かせることができます。 二軸走歩行では、この骨盤の動き(ローテーション)を抑える必要があります。そのために最適な歩幅が一足長なのです。 |