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頸髄の損傷に伴う四肢の麻痺により歩くことを奪われても、「歩きたい」という強い願望と「自分だけは特別で、・・・」というある期待、この2つのARUKITAIが自分の中に渦巻いています。
救急病院では心の平穏を保つことが、リハビリ病院では現実的な選択を行うことが最も重要でした。在宅にあっては個人差が出てきます。自己責任での能力向上を目指すかどうかです。だからこそ、自分の意志で脚を動かせるようになった時、すなわち不全麻痺となった時、歩くことは夢や希望でなく必然なのだと自分自身に思い込ませます。
ところが、脊髄損傷に伴う不全麻痺の者が歩きを取り戻す方法は確立していません。自ら探し求め、自身で試し、工夫を重ねます。脊髄損傷以外のケースにも回復のヒントを求めます。万能の処方箋はないのでしょう。「人生に公式なし、されど人生に解答あり」という言葉があるように、それぞれが自分の問題の解答を探し求めることになります。
いずれにしても、能力とやる気と危機感が不可欠です。一つ目は身体能力です。随意に動かせる筋肉の量が多ければ多いほど有利です。二つ目は鍛錬の仕方を工夫し、継続していく意志の力です。三つ目は人間を駆り立てる最も強い感覚です。「歩けない限り、・・・」という思いは一日も早い歩行能力の奪還、すなわち新たな歩行術の獲得を自分自身に迫ります。
T@KC
2004年1月
Thanks to GUAPPA,
barbie, azami &
ieper
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